【様々な現場で活躍するビルメン】それぞれのメリット&デメリットを徹底解説!
こんにちは、現役ビルメンのイサカです。
「ビルメンをやるとなったら、具体的にどんな現場で働くことになるのだろう?」
「今の現場以外にどんな現場があるのだろう?」
とお考えの方!ぜひ最後まで記事を読んでみてください。
この記事を読めば、
- 様々な現場で活躍するビルメンの特徴
- それぞれの現場のメリットデメリット
などが分かるようになります。
ビルメンにとって、どこの現場で働くのかは非常に重要。
なので、しっかり最後まで読んであなたのビルメン生活のヒントにしてください!
目次
01.ビルメンの代表的な業務をサクッと解説!
まず初めにビルメンの業務が具体的にどんな感じなのかを軽く復習しておきましょう。
ビルメンの代表的な業務は以下の3つに大別できます。
- 現場作業(管球交換、設備の点検、不具合の補修など)
- 書類仕事(報告書の作成、官公庁に提出する書類の作成など)
- 折衝業務(テナント対応、お客様対応、官公庁対応など)
そして、それぞれの業務をどれくらいの割合で行っていくのかは現場ごとに異なっています。
あなたがこれから働くビルメンの現場を選ぶに当たって、その現場ではどんな業務をメインでやっていくのかは事前に知っておきたいところですよね。
同じ人でも選ぶ現場によって向き不向きがあったり、メリットやデメリットがあったりするので、現場の事を熟知しておくことはビルメンとして働くためには大切なことと言えます。
ちなみにですが、一般的にはビルメンの現場というと以下のような種類があります。
- オフィスビル
- 病院
- ホテル
- 商業施設
- 官公庁
- 大学
- 駅
- 遊園地・水族館
- 競馬場
- 研究所
- データセンター
思ったよりたくさんありますね(笑)
次の項目からは具体的にそれぞれの現場ごとの特徴を紹介していくので、ぜひ参考にどうぞ!
02.現場①)忙しくて業務量の多い現場とは?
最初に紹介するのは、忙しくて業務量の多い現場です。
あなたは「ビルメン3大激務現場」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
具体的に3大激務現場とは、「病院・ホテル・商業施設」を指すと言われていて、
これらの現場はビルメンの現場の中でも特に忙しいと言われています。
ぼくもビルメンの知り合いで3大激務現場に勤めた経験のある人に話を聞いたりしますが、みんな口を揃えて「オフィスビルとは全然忙しさが違う・・・」と言っています。
それでは、ビルメン3大激務現場(病院やホテルや商業施設)で働くようになると、具体的にどんな忙しさになるでしょうか?
簡単に言いますと、
- やることが多すぎる(細々したものも含めて)
- トラブルの発生頻度が高い
という2つの大きなポイントがあります。
病院だったら古い設備を使っているところも多くて、設備の劣化が目立つところではそれだけトラブルも起きやすいでしょう。
ホテルや商業施設は直接お客さんが訪れる場所なので、水回りのトラブルやちょっとした修繕なども頻繁に発生します。
古い設備があり、不特定多数の大勢の人が利用する施設だからこそ予期せぬ出来事が起こりやすくなり忙しくなるとも言えます。
現場①)忙しい現場にあえて行くメリット&デメリット、どんな人が向いているか?
「そんなに忙しいところにわざわざ行っても大変なだけじゃない?」
こんな風に思う人も多いかもしれませんが、メリットだってちゃんとあります。
その一つは「忙しい=経験が積める」ということ。
暇な現場に比べて忙しい現場で得られる経験値は何倍にも違うので、数年後にビルメンとしての価値を高めていきたいのなら、挑戦してみる価値はありますよね。
ぼくの先輩で病院ビルメン出身の方がいて、「病院での経験1年はオフィスビルの10年に匹敵する」と言っていました(笑)
さすがに言い過ぎかもしれませんが、やはりそれくらい大きな違いというのは覚えておいた方が良さそうですね。
反対にデメリットとしては、
- シンプルにきつい
- 資格を勉強する時間が無くなる
- 宿直中にトラブルが起きて満足に仮眠できなくなりがち
などがあります。
暇な現場に比べるときついことは間違いないので、もし働くのならある程度覚悟しておいた方が良いかもしれません。
以上のことから、忙しい現場に向いている人というのは、
- 上昇志向のあり、たくさん経験を積んで年収を上げていきたい人
- 暇すぎる現場は苦痛という人
あたりが考えられます。
そして、「自分のペースで無理せず働きたい人、または資格を取る時間が欲しい人。」などは向いてないと言えるでしょう。
03.現場②)給料が高めの現場とは?
次に紹介するのは、「給料が高めの現場」です。
具体的にどこが高いというよりは、一般的に給料が高いビルメン現場の特徴を見ていきます。
例えば、給料が高いビルメン現場の特徴として、
- 忙しい現場=残業代で給料が高くなる
- きつい現場=給料が高くないと人が来ない
の2点があります。
ビルメンには基本的に残業は無いと思いますが、それでも忙しい現場だと高頻度で残業が発生するところもあります。(宿直明けに残業する「明け残」はきつい・・・)
そんなところは残業代が増えて、当然給料が高めになることも。
また、身体的、精神的にきつい現場だと、そもそも給料を高くしないと人が集まりませんよね。
さらに、大事なことは、ビルメンの給料は現場にもよるけど、会社によって決まることも多いということ!
給料水準が良いビルメン会社ならオフィスビルだろうとどんな現場だろうとある程度給料は良くなるし、逆に給料水準が低い会社だとどんなに忙しくても高い給料は望めません。
なので給料面を重視するなら会社選びが一番大事になるというのが個人的な意見です。
現場②)給料が高めの現場のメリットデメリット、どんな人が向いているか?
続いて給料が高めの現場に勤務するメリットデメリットとどんな人が向いているかを確認していきます。
メリットとしては、給料が高いことにより気持ちの面でも安心するし、家族を持つ方なら将来設計を立てやすくもなりますね。それになんだかんだ言って高い給料はモチベーションにも繋がるので、仕事へ前向きに取り組めるようにもなるかもしれません。
反対にデメリットとして考えられるのは、仕事が忙しすぎたりきつすぎたりして、「もうやってられない!割に合わない!!」とギブアップしてしまうかもしれないことです。
以上を踏まえると、
- 体力がありビルメンでも積極的に稼いでいきたい人
- お金をたくさん稼ぐことがモチベーションや生きがいになる人
これらに該当するなら、給料が高い現場を積極的に狙っていくべきではないでしょうか。
04.現場③)女性も活躍しやすい現場とは?
お次は「女性も活躍しやすい現場」について紹介していきます。
初めに言っておくとビルメンテナンスの業界はほぼほぼ男性ばかりの世界で、女性ビルメンとなると、あまり(と言うかほとんど)見かけない傾向があります。
そんな女性ビルメンですが活躍できる現場はズバリ、「どこの現場でも活躍できる!」というのが正解です。
これはどういう事かと言いますと、どんな現場であろうと女性が活躍できる場面というのは必ずあるものなのです。
例えばビルメンの代表的な業務の一つである水回りのトラブル対応でも、男性ビルメンが女性用トイレに入る場合は女性の方に頼んで中を確認してもらってから、作業中の看板を立てて中に入ります。確認してもらう女性がなかなか見つからない場合も結構あって、意外と時間がかかってしまったりするのですが、女性ビルメンなら一発で中に入って確認できますよね。
また、ホテルや商業施設なら直接お客さんと接することもあり接客業的な要素も多いのですが、そういう時に女性の柔らかい対応が合っていて、スムーズに業務が進むこともあります。
このように女性ならではの強みもビルメンテナンス業務の中にはたくさんあるのです。
あと、女性ビルメンが気になるのは「宿直」のことではないでしょうか?
「他の人と布団共用はちょっと・・・」
「現場の仮眠室で寝泊まりするのはちょっと・・・」
という方も多いと思います。
僕の知る限りでは女性は宿直業務免除で、日勤メインの勤務をするという会社が多いので、その辺は安心して良いでしょう。
念の為に新しい現場に行く際は宿直をどうするのかという事を確認しておくと良いかと思います。
現場③)女性も活躍しやすい現場のメリットデメリットと向いている人の特徴
それでは女性も活躍しやすい現場へ行くメリットとデメリットや向いている人についてまとめてみます。
メリットとしては、「女性ならではの強みをどの現場でも活かせること」と「宿直勤務に抵抗がある方でも安心して勤務できる」ことなどが挙げられます。
デメリットとしては、現場によってはお客さんと関わることが多いため、そういう点が少し大変になるかもしれません。
逆に人と関わるのが全然苦にならないという方は、こういった現場に行って活躍するのが良いかと思いますよ!
05.現場④)転職時に有利な現場とは?
次に紹介するのは「転職時に有利になる現場」です。
転職時に有利になる例として、「前に居た現場と同じ業態の現場」に行く。ということがあります。
ビルメンは現場の種類によって勝手が全然違うので、同じ業態の現場経験者なら転職時は特に有利になることは間違いないです。
他にも有利になる現場の例としては、「たくさんの経験が積める現場」というのもおすすめ。病院や商業施設などのことですね。
置いている設備の種類が豊富、幅広い業務を経験できるなどの現場は経験値を蓄積できるので、転職の際にもアピール材料となります。
逆に1日中椅子に座ってお茶を飲んで待機しているような現場だと、次の転職は厳しいものになるかもしれません。
なお、たくさんの経験を積むという観点なら、「常駐型」ではなく「巡回型」のビルメンを選ぶのも一つの手段です。
▼「巡回型」については以下の記事を参照。
「【ビルメンの働き方】常駐型・巡回型とは?あなたに向いてるのはどっち?」
https://genbaroo.com/article/resident-patrol/
現場④)転職時に有利な現場のメリットデメリットと向いている人
転職に有利な現場を選ぶメリットデメリット・どんな人が向いているのかについても説明していきます。
メリットとしましては、やはり「転職の成功率が上がって、良い職場に巡り会える可能性が高まる」ということがあります。
良いビルメン会社というのは、やはりそれなりに経験を積んでいる人を求めるところも多い印象なので、転職前提で将来のために現場を選ぶのも一つの考え方かと思われます。
反対にデメリットとしましては、思った以上にハードワークでイメージしていたビルメンの仕事と少し違って見える。などが考えられます。
将来的に楽になるために、今苦労するのは構わない・・!という人は、積極的にこういう現場を狙っていくと良いでしょう。
こういった現場を選ぶのなら、転職に抵抗が無い人で、地道に経験を積みつつステップアップを狙える人であれば向いていると考えられますね。
逆に向上心があまり高くない人は向いてないと言えるので他の現場を希望した方が希望に合致するのかもしれません。
05.現場⑤)穴場・マイナーな現場とは?
最後に紹介するのは「穴場・マイナーな現場」です。
皆さんは「穴場」な現場と聞いてどんなところを思い浮かべますか?
ビルメンの求人を定期的に見ていると、たまに見慣れない珍しい現場の求人が出てきます。
具体例で言うと、
- 駅舎
- 競馬場
- 遊園地・水族館
- 大学施設
- 研究所
などなど。
これらの現場は珍しいのでパッと見てとても目立ちます。
そしてよくよく内容を見てみるとビルメンではなかなか無いような高待遇のところもあって、穴場的な感じがビンビンします。
滅多に求人を出さないのでビルメン業界の相場をあまり知らないのかな?とも思います笑
こういった求人はすぐに無くなるので、もし少しでも気になったのならすぐに連絡してみることをおすすめ!
現場⑤)穴場・マイナー現場のメリットデメリットと向いている人の特徴
それでは、穴場・マイナーな現場に行くとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
また、どんな人が向いているのでしょうか?
解説していきます。
まずメリットとしては、
- 他では出来ない経験を積める(一般的なビルメンに飽きてきたら新鮮に感じるかも)
- 珍しい現場の経験者は重宝される
などがあります。
マイナーな現場を経験していたらその経験を買われて、また同じようなマイナー現場に採用されやすくなるというのはあり得る話です。
デメリットに関しては、穴場的な現場はそもそも情報が少なくどういうところなのかがよく分からないという部分があります。
ネットで調べてみてもオフィスビルや3大現場はよく出てきますが、他の珍しい現場の話はあまり見ないですよね。
そういった情報の集まりにくさはデメリットと言えるでしょう。
また、こういった現場に向いている人というのは、その施設が特別好きな人(例えば遊園地がめちゃくちゃ好きだから遊園地ビルメンになるなど)や、普通のビルメンには飽きてしまって何か珍しいことをやりたい人などが該当します。
07.まとめ
以上、ビルメンが活躍できる様々な現場について解説してみました。
何か一つでも参考になる部分があれば幸いです。
ビルメンの現場はそれぞれに特徴があって、人によって向き不向きがあるかと思います。
なので、自分の希望や得意なことを考えて、自分が一番活躍できそうな現場を選ぶことがビルメン生活を成功させる秘訣です。
そのためのヒントを記事に散りばめたつもりなので、ぜひもう一度記事を見直してみて、それから実際に求人を確認してみてください。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
ビルメンのイサカがお送りしました。
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