WORK

【失敗談】ビルメン歴2年の男。現場でこんな事やらかしています!

【失敗談】ビルメン歴2年の男。現場でこんな事やらかしています!
SHARE

こんにちは ビルメン歴2年の青村です。

突然ですが、皆様は現場で失敗をした事がありますか?僕は結構あります。

人は誰しも失敗するもの・・・とは言いつつも、失敗なんてしないに越したことは無いですよね。僕の現場の所長は、口癖で「失敗をする事で、成長するんだ!」と言っているのですが、失敗すると「それはそれ、これはこれ」と言わんばかりにボロクソに怒るので、やはり失敗しない方が精神的にも評価的にも良いに決まっています。

今回は、そんな僕が現場でやらかした失敗談をいくつかご紹介したいと思います。最後まで見ていただければ幸いです。では、どうぞ!

01.僕の気まぐれで犠牲になった圧力計

ポンプ関係の巡回点検中に、1台のポンプに取り付けてある圧力計から「イギギギ・・・」となんだか普段聞き慣れない、嫌な音がしていました。

普段の僕でしたら「ま、気のせいかな・・・」と通り過ぎてしまうところですが、なぜかその日は珍しく「不具合を直したい!!」という気分だったので、その圧力計の異音を自力で解決してみる事に。完全に僕のきまぐれです。

おそらく、圧力計本体の不具合だと思うのですが、万が一ポンプ側の原因でその異音がしているのならば、圧力計を新品に交換しても、また異音がして外す羽目になり、二度手間になってしまうので、近くにある別のポンプに使用している圧力計とチェンジさせて異音がするか確かめてみる事にしました。もし、これで異音がすれば圧力計の不具合、しなければ圧力計には問題が無くポンプ側の不具合となります。

早速、正常な方の圧力計を外そうとしたのですが、この時コックの締めが緩く、取り外す際に水がブシャシャシャシャ!と飛び出てきました。

「え?こんなちっちぇコックでこのすごい水の勢いを止められるの?」と素直にコックの凄さに感心していたのですが、これが今回の失敗の原因だったのです。

慌ててコックを締め、圧力計を異音の箇所とチェンジしてみると異音はまったくしませんでした。「お!これは完全に圧力計の不具合だな!」と思い、倉庫から新品の圧力計を持ってきて、早速、交換しようとしたのですが、念押しの確認の意味で、異音がした圧力計を再度元の箇所に戻してみると・・・異音がしません。

さっきまで「イギギギ・・・」と異音が出ていたのが嘘のように、静かになっていました。この一瞬で一体何が起きたの?

なぜ異音がしなくなったのかは、よくわかりませんが、まぁ直ったからヨシ!という事で、確認用として取り外して使用した圧力計を元の位置に戻すと・・・なんと圧力の値が狂っていました。原因はおそらく、取り外す時にコックをきちんと締めなかった事だと思います。もうこうなってしまっては、この圧力計は交換するしかありません。

結局、僕は今回の作業で、正常だった圧力計をぶっ壊しただけという事になりました。ちょうど左手にはさきほど持ってきた新品の圧力計があるので、その圧力計と交換をしました。トホホ・・・

02.壁や天井に傷をつけまくる男

脚立を持って天井が低いところを通るのは、なかなかスリルがあります。その通路の途中でスプリンクラーヘッドがあると、よりスリル感が上昇します。(ぶつけたら水が吹き出し、笑えない失敗となります)

なので、天井にぶつけない様に脚立を横向きに持つ事がルールなのですが、角を曲がる際に距離感を見誤り壁に激突させたりする事もあり、結局はどの持ち方でもやらかす可能性が高く、注意をしないとビル内の天井や壁をボッコボコしてしまいます

その傷をつけてしまった場所が、電気室などの管理者しか入らない場所だったら「次から気をつけて」レベルで終わるのですが、これがテナント内だったり、人がよく通る廊下だったりすると、業者を呼んで補修し始末書を書く羽目になります。

なので、脚立などの長物を持って移動するときはめちゃくちゃ気をつけているのですが、やっちゃう時はやっちゃうのです。この前も、トイレの天井をガリガリとやってしまいました

「あ・・・やべ・・・」と思い、一旦脚立をその場から撤収して外で「さて・・・ぶつけた報告どうするかな・・・」とたそがれていると、先輩が現れ「あれ?中に脚立入れないの?」と言い、なぜかその先輩が、僕が一度撤収した脚立を持って中に入っていきました。そして僕が傷をつけた箇所と全く同じ箇所に脚立をぶつけ、傷をつけました。

唖然としましたが、先輩が「あ!やっちまった!ま、どうせ来週ここ塗り直す箇所だからいいか!」と、まさかの問題解決となりました。奇跡?

03.恐怖!停まる筈の階に停まらないエレベーター!

僕の現場では、エレベーターはエレベーターPCにてスケジュールで管理をしており、例えば平日だとフルでエレベーターが動作し、人が少ない休日だと数台のエレベーターしか動作しないようにして、電力などの無駄を削減しています。

このスケジュールは基本的に変更する事は無いのですが、ある日テナントから「休日にセミナーをやるため、来館者のためにエレベーターをフルで動作させて欲しい」と依頼が来ました。つまり、エレベーターのスケジュールを休日モードから平日モードに変更するという事です。

この感じだと、PCの設定画面からスケジュールを変更するだけ・・・に思われますが、実はこう言った「普段あまりいじらない設定をいじる」という事は、非常にリスキーで、なんとこのPCでスケジュールを変更させた事はこのビルの運用が開始されてから今まで一度も無く、しかも設定変更に関するマニュアルも無いのです。

なので、なんとか手当たり次第それっぽい画面まで辿り着き、設定を変更。なんとか平日モードに変更する事が出来、無事に休日に平日スケジュールでエレベーターを動作させる事が出来ました。

・・・しかし、それで終われば良かったのですが、その夜(24時)に問題が発生しました。

仮眠に入る前に、念の為エレベーターPCを確認してみると、なんとエレベーターの停まる階のスケジュールが全てOFFに!つまり、どの階にもエレベーターが停まらない設定になっていました。

急いでスケジュールを手動で強制的にONにする事で事なきを得ましたが、正直言ってかなりゾッとしました。もし人がエレベーターに乗っていたら永遠にどの階にも停まらず、(おそらくですが)行ったり来たりするという恐怖のエレベーター体験をさせてしまうところでした。

後で原因を調査したところ、どうやらスケジュール変更をし、それが夜24時でスケジュールが切り替わる際に何かしらのシステムトラブルが起きたのでは無いか・・・という結果に終わりました。まぁ、端的にいうと原因不明という事です。

都市伝説でエレベーターに関する怖い話がありますが、もしかしたらそれは、たまたまトラブルが発生したエレベーターに乗り込んでしまったのかもしれませんね。その恐怖の裏では、ビルメンたちが顔面蒼白でエレベーターPCを操作しているかも・・・。

04.大空を羽ばたいていく【社外秘】資料たち

あれは、業者立ち合いのため屋上にいた時のこと・・・

資料として、図面や交換する部品一覧が載っている見積書をバインダーに閉じて何枚か持ち歩いていました。

業者が作業をしている中、「あの部品ってなんだろう・・・」と思い、バインダーから資料を取り外したところ・・・

ブワッ!

!!!???

何ということでしょう、資料が全て強風に煽られ、空高く飛び上がりました。

飛んでいった資料達が屋上から落下したら、僕も別の意味で飛ばされる事でしょう。何としてでも確保しなければなりません。しかし、飛行状態の相手に対して翼を持たぬ人間は無力、もはやどうする事も出来ません。

「え~と、顛末書の原紙ってどのフォルダに入ってったっけな~」と頭ではすでにその後の事を考えており完全に諦めかけていましたが、

え?うそ

なんと、一度舞い上がった資料は、その場で落下し僕の足元へ帰ってきました。僕はその落ちてきた資料を0.5秒で確保!(いつもは出さないスピードを出したせいで腕の筋を痛めました)なんとか大問題にならずに済んだのでした。

皆様、屋上での作業は、たとえ立ち合いでも危険がいっぱいなのでマジのマジで気をつけましょう。(僕はこの事件依頼、屋上に資料などは滅多に持ち出さなくなりました。)

05.最後に

以上が、僕がやらかした失敗談となります。参考になりましたでしょうか?

本当はもっと些細な失敗や、ちょっと書きづらい内容の失敗などはあるのですが、2年のビルメン歴でこういった感じの失敗をちょこちょこやらかしております。

僕の失敗談を見て、実際に現場で「そう言えば青村が屋上で書類を吹っ飛ばしたって言ってたな・・・書類は持っていかないでおこう・・・」みたいな感じで、ちょっとでも失敗の要因を潰す事が出来たら幸いです!では本日もご安全に!

Written by書いた人

青村

【取得資格】第2種電気工事士
【これだけは言いたい】タケノコなら無限に食べれる自信あり。
「ビルメン青村の日常」」も更新中!

SHARE

GENBAroo(ゲンバルー)は「現場」で「頑張る」人たちを
応援するメディアです!

人々の生活を支えるヒーローのために現場で使えて役立つ情報をお届けします。