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【ビルメン必見】こんな道具を持っておくと個人的に便利!

【ビルメン必見】こんな道具を持っておくと個人的に便利!
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こんにちは ビルメンの青村と申します。

突然ですが、皆さんは「道具」持っていますか?

僕たちビルメンは、工事のような大掛かりな道具を使って作業はしないものの、ちょっとした点検や修理に、道具を使う事がよくあります。

現場にはドライバーやモンキーなどの基本的な道具(本当は工具と記すべきですが、今回はあえて道具と書いています)は用意されているのですが、意外と「痒いところに手が届く様な道具」というのは置いていないんですよね・・・。たとえば、狭~い場所のネジを取り外すためのめちゃくちゃ小さいドライバーとか、そういった「あれば確かに便利だね」という道具は各々自分で用意するしかないのです。

なので、僕の現場ではベテランの人ほど自分のマイ道具を持っていたりします。そして、その道具のチョイスにも各人それぞれ個性があり、「こんな道具持っているの〇さんだけでしょ!」っていう事も多くあります。(なので、現場では「○さんからあの道具借りてきて!」というのが多発し、いつのまにか現場の共有道具になっている事もあります。)

というわけで、今回は「こんな道具があれば結構便利でっせ!」てな感じの道具をいくつか紹介したいと思います。ちなみに、あくまで、現場で軽~い修理作業や確認などを行うビルメンを対象にした道具紹介なので、ガッツリ工事をしている人向けの道具では無いのでその点はご注意!

では早速いってみましょう!

01.【磁石付き懐中電灯】

「懐中電灯なんて明るければいい!」とお思いの方・・・。ノンノンノン!絶対に磁石付き懐中電灯を買った方がいいです、便利さが全然違う

点検中、盤の中や天井裏を見る事が多いのですが、その際にこの懐中電灯を磁石で盤や軽鉄につければ、両手がフリーになります。両手がフリーになれば、その分1回1回の作業スピードも変わってきますし、作業に集中する事が出来て、安全に作業をする事が出来ます。もう法律で「懐中電灯は磁石をつける事」と明記してほしいぐらい!

一度磁石付き懐中電灯にしてしまうと、もう普通の懐中電灯には戻れません。

02.【ドアストッパー】

地味に便利な道具No.1です。

現場では、よく開けるドアの近くにドアストッパーが置いてあったりはしますが、個人で持ち歩いている人は少ないのではないでしょうか?

案外、ドアストッパーが置いてありそうな場所に置いていないという事が多く、手でわざわざ押さえたり、ドライバーをストッパーがわりにしたりするなど、「あ〜!ドアストッパーがあれば!」というシーンは少なくないはず。ぜひ個人で持っておきましょう。

ちなみに、ドアストッパーをしていた事を忘れて、現場に忘れ去られる道具No.1でもあります。なので、失くしても大丈夫な様に100均とかで売っている安いものを複数個所有しておくのがいいのかもしれません。

03.【先端に磁石が付いている棒】

学校の先生が持っている指し棒みたいなやつです。先端が磁石になっています、伸ばすことも可能です。

ネジを外す作業の際に、うっかりネジが隙間など手の届かない場所にコロコロと転がってしまった時に、これがあれば救出する事が出来ます。この棒のおかげで、何回もネジ消失の危機を乗り越えています。この棒を持っていなかった時は、ネジが取れない場所に転がってしまったら、こっそり別のネジを見繕って取り付けたり、「まぁ・・・片方のネジだけで上手くとまっているし・・・大丈夫かな」ともう一方のネジにすべてを押し付けたりするなど、いろいろと誤魔化してきました。

ちなみにこれは余談なのですが、この棒を隙間に突っ込むと、なぜかネジが2、3個ぐらい釣れます。どこのネジ?

04.【共用水栓カギ】

カギと言っていますが、蛇口のハンドル部分のことです。

どうみてもハンドルですが、カギのようです。もうややこしいので、ここではハンドルと書きます。

現場では、水場はあるけど誰でも使用できない様にハンドルの部分が取り外されている事が多くあります。しかし、水をすぐに使用したい時って、いちいち事務所にハンドルを取りに戻るような状態では無い事が多いです。(手が汚れで大変になっているとか)

そんな時、現場の蛇口にあうハンドルを一つポケットに忍ばせておくと、ピンチな時に、地味に便利です。僕はこのハンドルを持っていたおかげで、手についた犬のフン(現場の敷地内に放置されていたのを撤去していた)を即座に洗い流す事が出来ました。ありがとう!

05.【ルアー】

あれ?釣りのサイトに飛んじゃった?」とお思いの方、大丈夫ですビルメンの道具紹介の記事です。
この道具を使うことは本当に稀なのですが、配管内など手の届かない箇所に、細いチェーンだとか小さい工具を落としてしまった時に釣り上げるのに役に立ちます。ルアーで釣り上がるの?と思いますが、ルアーの先に強力磁石を取り付けたり、粘着テープをつけたりして改造をする事で、あらゆるものを釣り上げる事が出来ます。

ちなみに、これを机の中に入れているのを職場の釣り好きのおっさん達に見られると「お!釣り好きなの~~?実は俺もね~~~」みたいな感じで釣りの話題になってしまい、仕事が全然進まなくなるので注意が必要です

06.【チャック付き袋】

あれ?主婦のお役立ちアイテム紹介のサイトに飛んじゃった?」とお思いの方、大丈夫ですビルメンの道具紹介の(以下略)

これをポケットに2~3枚ほど入れておけば、いろいろと役に立ちます。例えば、現場でネジを外した際に、そのネジをどこに置いておこう・・・と思った時に、この袋に入れておけば無くなる心配はありません。さらに、別の袋に予備のネジをいくつか入れておけば、現場でネジを無くした際に、すぐに代わりを用意する事が出来ます。僕はそれで何回か救われました
あとは絶縁テープなどをこの袋にいれておけば、テープの粘着でカバンの中を汚す事は無くなります。こうした細かいものの整理や持ち運びに役立ちますので、持っていて損は無いです。

07.【スマホ】

※現場によってはスマホの持ち込みが禁止されている場合もあるので注意してください。

やっぱりスマホは便利です。何が便利って圧倒的にカメラ機能です。

例えば、盤の操作しなければならない時、操作前の写真を取っておき、作業後にその写真を見る事で、簡単に作業前状態に復旧することが出来ます。また、何か変わった事があれば過去に撮った写真を参考にするなど、機器や現場の前後を見比べるのに非常に便利です。最近のスマホは画質がめちゃくちゃ綺麗な上に、操作も簡単なので重宝しています。

現場ではカメラが支給されている事がありますが、「このカメラいつの時代の?」ぐらい古いカメラで、ピントを合わせるのに時間がかかり過ぎたり、共有で使用している為、すぐには使用できなかったりします。最近ではスマホを個人に支給している現場もありますが、僕みたいな下っ端ビルメンにはまだまだ持たせてもらえていません。そんな時、個人で持っているスマホを使用するのが一番なのです。

ただし、カメラロールが仕事内容一色になるので、仕事とプライベートを分けたい人にはおすすめしません。

08.【首掛けヒモがついているバインダー】

ビルメンは、点検などでチェック表にチェックをする事が非常に多いです。そんな時、普通のバインダーだと、右手にペン、左手にバインダーに挟んだチェック表だと、非常に行動が限られます。盤やEPSを開ける際には一度手に持っているバインダーを床に置いて、開けて、そしてまたバインダーを手に取って、チェックをつけて、そしてバインダーをまた床に置いて盤を閉めて・・・を何回も繰り返していると、その行為だけで相当無駄な時間が奪われていきます。

そんな時、この首に掛けられるヒモがついているバインダーを使えば、片方の手は空くわけです。

この片方の手が使えるのは非常に勝手が良く、また足場が悪い箇所などでは、片方の手でどこかに掴まりながら行動できるので、安全面でも良い事づくめです。(これは上の方で紹介した磁石付き懐中電灯にも同じ事が言えますね)

ちなみに、現場に首ヒモがついているバインダーがいくつかあるのですが、これらはすべて、過去に先輩が個人的に持ってきた物でしたが、あまりにも便利な為、共用道具になってしまいました。あらら・・・

09.【そこそこ大きくて底がついている手提げカバン】

いわゆる道具入れです。これを個人で持っておくと、いろいろな場面で重宝します。大きさ的にはA4のバインダーが入るとかなり便利!何かトラブルがあった際は、とりあえずこれを持って出ればなんとかなる!という道具を詰め込んでおけば、いざという時、あたふたしなくてすみます。

ちなみに、現場を走り回る先輩のカバンには「メガー」「テスター」「養生テープ」「ウエス2・3枚」「モンキー」「メガネ」「絶縁テープ」「ドライバー」「シールテープ」などが入っており、ほとんどこのカバンの中身だけでトラブルを解決出来ています。

上記で紹介した道具も一緒に入れておけば、きっと役に立つ事まちがいなしです!

さぁ!便利な道具たちと一緒に現場を駆け回りましょう!

10.最後に

以上が、僕が考える持っていると便利な道具となります。皆様の工具箱には上記の道具たちが何個あったでしょうか?すべて有ったという人は、もしかしたら僕と同じ現場の人かもしれないので、この記事を読んだことは忘れてください。そうではなかった人は、もし良かったらあなたの工具箱の中に、今回紹介した道具を一つでもいいので入れてみてください。きっと「あ、思ったより役に立つな」と思ってくれる・・・はずです。

ビルメンは、それほど道具を触る機会がなく、「慣れ」という経験値が得にくい仕事ではありますが、いざという時には道具を駆使して不具合を調査、修繕しなくてはなりません。そんな時、「この道具使いにくくてたまらん!」という状態にならない様に、少しでも自分の手にフィットする、便利な道具を持つことは大切な事だな〜と感じます。なので、皆様ももし「こんな時、あんな道具があればいいのに・・・」と思ったら、いろいろネットなり工具店なりで探してみるのもいいかもしれません、もしかしたら新しい発見があるかもしれません。

ちなみに余談ですが、会社の先輩に「先輩の考える便利な道具ってなんすか?」と聞いてみたところ、「1番便利な道具は、順従な後輩だよ!ガハハハ!」と迷いのない笑顔で返ってきました。

では、本日もご安全に頑張りましょう。ご精読ありがとうございました!

Written by書いた人

青村

【取得資格】第2種電気工事士
【これだけは言いたい】タケノコなら無限に食べれる自信あり。
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