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【気をつけよう】油断しているとやらかす「うっかりミス」をご紹介!

【気をつけよう】油断しているとやらかす「うっかりミス」をご紹介!
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全国の現場で働く皆さま こんにちは、ビルメンの青村です。

突然ですが皆さんは「うっかりミス」をしてしまった事はありますか?

うっかりミスは、名前の通りうっかりしている時に発生するミス。人間ですから常に100%集中して仕事をすることは難しいでしょう。うっかりミスは人間にとって仕方がないミスなのです。

ただ、どんなうっかりミスがあるのかを事前に把握しておけば、ミスはある程度減らせるかもしれません。今回は、僕がビルメンの仕事をしていて発生してしまったうっかりミスをご紹介します!ぜひ参考にしてみて下さい。

01.セレクトスイッチ、戻し忘れで動かぬ機器

ポンプや給排気ファンなど、自動制御で動かしている機器を、点検時に手動に切り替え、手元で動かしたり止めたりする事があります。

その際に、盤にあるセレクトスイッチを遠方(自動制御モードの事)から手動に切り替えるのですが、このセレクトスイッチを戻し忘れると機器が自動制御から外れてしまい、動かなくなります。ざっくり言ってしまえば、動いて欲しいタイミングで機器が動いてくれなくなります。

動かなかった際に、中央監視PCに「この機器、いま動いていないよ!」といった警報が出てくれれば、速攻でセレクトスイッチを戻しに行き事なきを得る事が出来るのですが、機器によってはそういった警報が出ない場合もあります。その場合、機器はずっと停止状態で色々とまずい問題になるので、セレクトスイッチの戻し忘れは注意しましょう。

02.鍵を持っていくのを忘れて二度手間

基本的に、ビルの設備関係のシャフトや部屋などは鍵がかかっており、特定の鍵を使用しないと入る事は出来ません。

余談になるのですが、鍵の取り扱いはビルメンにとって、まさに命。これは大袈裟に言っているのでは無く、仮にこの鍵を無くそうものならば、確実にその現場の所長はどっかに飛ばされます。そして無くした本人も、異動もしくは降格を余儀なくされるでしょう。僕の現場では、新人にとりあえず鍵を無くさなければ、1つ仕事をした事になると言うぐらいです。

・・・とまぁ、ビルメンにとって鍵の重要性をお伝えしたところで、本題に入ります。

このように、鍵はとても大切なものなので、防災センターの適当な場所に、家の鍵みたいに置かれてはおらず、壁にきちんと吊るされていたり、現場によっては金庫の中に入れられていたりします。つまり、簡単には持ち運べないようになっているのです。(適当に鍵を保管している現場は・・・正直言ってかなりヤバいです・・・早めにそこから異動した方がいいかも。。。)

なので、基本的に「何か用事がある時」にしか鍵は持ち出さないのです。

そうなるともうおわかりの通り、トラブル発生時に鍵付きの部屋に向かう際に、焦っているとついつい鍵を持っていくのを忘れちゃう時があるんですよね。

何かトラブルがあった!→現場に行くぞ!うおおおおお!!→よし!この機械室の中に入るぞ!→あっ!鍵持ってくるの忘れた!!!

というある意味コントみたいな出来事が、わりかし発生します。トラブル時は「とにかく現場に行かなきゃ!」という気持ちでいっぱいになって、鍵の存在なんて忘れてしまうんですよね。。。

わざわざ鍵を防災センターに取りに戻って、焦っているせいか間違えた鍵を持っていって怒られる・・・という悪循環もたまに発生します(泣)

03.そして警備解除も忘れて三度手間

ビルのセキュリティーは鍵だけではありません。システムによる警備もあります。例えば、扉にシステムによる警備がかかっている時に、扉を開けてしまうと、警報が(僕の現場だと)中央監視PCに飛びます。そこで「侵入警報!侵入警報!」という不穏な警報が鳴り響きます。タイプによっては現場でも警報音が鳴り響いてしまう事もあります。

こういった扉は、基本的に鍵がかかっており、簡単に入る事が許されない箇所へ続く扉に設定されます。そのため、その扉を開ける前にはセキュリティーPCでそこの警備を解除しないといけないのですが、これも鍵と同様慌てているとよく忘れます

なので、「あ!鍵忘れた!」といってダッシュで防災センターに戻り、汗だくで戻ってきて扉を開けても、今度は警備の解除忘れでビービー警報音が鳴り響く・・・という事もわりかし発生します。まぁ、この場合は防災センターに電話して警備を解除してもらえばいいのですが、イヤミな先輩に知られると「ちゃんと確認してから行け!」と言われます。(だったら先輩が解除してくれれば良いのに・・・と思ったのは内緒です)

04.電気はついていた?鍵はかかっていた??

設備の点検の際、テナントの中に入る事が結構あります。基本的に、業務の邪魔にならないように人のいない土日に、お客さんから前もって借りた鍵を使用して、点検をする事が多いです。

その際に、個室が多いテナントだと、その度に鍵を開けて電気をつけて、点検をして・・・を繰り返します。これを繰り返していると、ふと思うのです。

「あれ?この部屋・・・最初電気ついていたっけ・・・???」という事を。

基本的に、人のいない土日なので、個室も電気は消えているのですが、たま〜〜〜に電気がついたまんまの部屋もあるのです。「それぐらい消しても問題ないでしょ!」と思われるかもしれませんが、ビルメンの鉄則として、テナント内に入った際は入った形跡を残さない!というのがあります。つまり点検でいくら机が邪魔だから退かそうが、椅子をはじに寄せようが、出て行く際は完璧に戻さないとダメなのです。

その為、電気がついていたか消えていたかは、ビルメンにとって重要なのです。恐らく消しても文句は99%言われないと思いますが、しかし1%文句を言われる可能性があるので、入室前に部屋の状況を覚えておくのは、超重要なのです。

そして、電気よりももっとマズイのが「あれ?この部屋鍵かかっていたっけ??

僕の経験上、個室はほぼ鍵がかかっている場合が多いのですが、本当にごくまれに鍵がかけられていない時があります。「個室は鍵がかかっているもの!」と思い込んで、ドアノブを握って鍵がかかっている事の有無を確かめず、鍵穴に鍵を突っ込んだらもうアウト。「あ!鍵・・・かかっていたか?」と思っても、「あれ?もう鍵回したっけ?あれ?回して無いよな・・・あれ?もしかして回していたっけ???あああああ????」と1秒前の自分が何をしていたか怪しくなり、パニックになります。こうなる前にも、個室に入る際は必ずドアノブを握って鍵がかかっているかどうかを確認しましょう。

ちなみに、本当にどっちだかわからなくなってしまった場合は、とりあえず鍵をかけましょう。開けっ放しにするのは悪手です。もしかしたら後日「この部屋はわざと鍵を開けていたのに閉めるなんて!!」と怒られるかもしれませんが、「この部屋は鍵がかかっていたのに開いている・・・まさか泥棒????」と言う風になって大騒ぎになるより100倍マシです。

05.〇〇さんが行ってくれているから大丈夫!・・・って本当?

突然ですがクイズです。
何かトラブルが発生しました!
それと同時に防災センターから抜け出す〇〇さん!

Q:この〇〇さんは、トラブル解決のために現地に向かったのでしょうか?
・・・
・・

こたえは!
A:トイレに行っていただけ!

ちょっと現場を見てきます!」と言ったセリフとともに防災センターから出て行く人以外は、信じないようにしましょう。無言で、トラブルを確認するために現場に行ってくれる人なんてほぼいません
トラブル確認なんて誰もが嫌なんです。だって、確認に行ったら「どんなトラブルだったか報告して!」「そして解決方法考えて!」「あと報告書も作成して!」と、バサバサと仕事が増えていくからです。
「あ、〇〇さんが防災センターから出て行ったから確認に行ってくれているんだな!」といった甘い考えはやめておきましょう。マジで痛い目に遭います。(中にはトラブルに関わりたくないから、逃げ出すという意味で出て行く人もいます)

業者を放置・・・すみません!!

これは・・・業者の方々、その節は誠に申し訳ございませんでした。。。

〜以下、経緯〜
業者の方と一緒に点検をしている時に、「ちょっと人手が足りないから至急防災センターまで戻ってきて!」と言われ、業者の方に「すぐ戻りますので、少し待っていてください!」と伝え防災センターへ
「ふー、終わった終わった〜」

「・・・なんか忘れているような・・・」

「・・・・・・」

「あ!!!!!!!!!!!!!」

・・・・・・忙しくても、自分が何をやっていたかは忘れないようにしましょう。

最後に

以上が、僕が現場で起こしてしまったうっかりミスです。
うっかりミスというより、どちらかというと「不注意で発生した事態」みたいな内容でしたが、これらの延長線上には「ミス」や、最悪「事故」が待ち受けています。どちらにせよ、油断をせずに過ごしていれば避けられる事ばかりです。仕事に慣れて来た時こそ、初心忘るべからずの精神で過ごしていきましょう!
それでは今回もありがとうございました!明日もご安全に〜!

Written by書いた人

青村

【取得資格】第2種電気工事士
【これだけは言いたい】タケノコなら無限に食べれる自信あり。
「ビルメン青村の日常」」も更新中!

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