【宿直勤務】1分1秒でも眠れ!仮眠をうまく取るコツ教えます!
夜のビルを守りし全国のビルメンの皆さま、こんばんはビルメンの青村です。
突然ですが、皆さま悩んでいませんか?仮眠の質に。
24時間常駐のビルでは、夜もそこで勤務をし、翌朝の引き継ぎまで現場に居なければいけない宿直という勤務体制があります。そして、仮眠時間というものがその勤務時間内に設けられており、その時間はその名の通り仮眠をする事が許されています。
この仮眠時間は、現場などによってまちまちですが、僕の現場では6時間の仮眠時間が設けられています。仮眠を取り、朝の引き継ぎ業務を行って、宿直業務は終わります。
この仮眠時間は仮眠といえども勤務時間内に含まれますので、もし何かしらのトラブルが発生した場合は速攻でベッドから飛び出し、頭がボォーとした半分ゾンビのような状態で対応を行わなければいけません。(これが結構しんどい)
しかし、逆に何もトラブルが無ければ、そのまま寝ていられます。まさに天国と地獄。一応僕の現場では、仮眠時間中のトラブル対応時間は深夜残業としてカウントされるので、「これも仕事だ」と割り切って起きる事が出来ます。
しかし、何もトラブルが無い場合は、当然ながら仮眠時間中は仮眠時間としてカウントされます。何が言いたいかといいますと、寝つきが悪くて6時間中4時間しか眠れなくても、6時間中ほぼ6時間ぐっすり熟睡出来ても、同じ仮眠時間なのです!「寝付き悪くて眠れなかった分は深夜残業代出すね」という事にはならないのです!
これって勿体無いと思いませんか?全然眠れなくて、家に帰って3時間ぐらい昼寝をしてしまったら、せっかくのプライベートもボロボロです。必要な睡眠時間は、せっかく与えられている仮眠時間中に出来るだけ取った方がお得に決まっています。
なので、今回は僕が実践している「仮眠の質を上げる方法」を伝授したいと思います。どうぞご覧ください!
※現場によって、仮眠室の有無や仮眠体制の違いがありますので、そこはご了承ください。
目次
01.寝る支度を済ませておく
例えば24時に仕事が終わり、仮眠タイムスタートだとします。
防災センターを出て仮眠室へ行き、そこから布団を敷き、歯を磨き、シャワーをする・・・それだけで、どんなに急いでも15分・・・いや30分はかかってしまうでしょう。
そうした場合の時刻は24時30分。この30分は大袈裟に言ってしまえばサービス残業と同じです。本来ならば、仮眠時間のスタートと同時に寝床にいるのが理想です。
しかし、仮眠時間スタートと同時というのは、流石に難しいので出来る限りその理想に近づけるように、あらかじめ寝る支度を済ませておきましょう。
あまり大声では言えませんが、夜の防災センターは(よっぽど重大なトラブルが無い限り)時間に余裕があります。ちょっとした隙間時間を利用して、ちょくちょく布団を敷いたり、歯を磨いたりしましょう。(シャワーは流石に難しいかもしれませんが・・・)
02.寝る30分前はパソコンの画面を見ない
パソコンの画面から発されるブルーライトは、睡眠の質を下げると言われています。
そういうわけなので、寝る30分前はパソコンの画面を見ないのがベストです!
ちなみに、これはめちゃくちゃ難易度高いです。中央監視のPCから機器警報が一回でも鳴るようならば、一瞬で崩壊します。その時は諦めましょう。
03.というかもう仕事なんてしない
寝る30分前は、もう寝る事の意識の準備を始めましょう。仕事をして脳みそを活性化させてしまっては、いくら仮眠開始時に速攻で布団に潜り込んでも、目が冴えてしまっていつまで経っても眠れません。30分間は、竣工図書や図面などを開いて、ボ〜〜〜〜ッと過ごしましょう。
ちなみに、これはパソコンを見ない以上に難易度が激高です。しかも、あまりにもボ〜〜〜〜ッとしていると、「職務怠慢だっ!」と怒られるかもしれませんのでオススメはしません。
やるとしたら、寝る30分前は複雑な仕事をしないという事ぐらいですかね。単純な書類の整理や机の上の掃除などがオススメです。メールの返信や見積もりなんてやってはダメですよ!(笑)
さぁ、ここから先は仮眠時間開始以降の話ですので時間との勝負となります。スムーズにこなしていきましょう。
04.熱めのシャワーを浴びる
シャワーを浴びる際、「ちょっと熱いかな」ぐらいの温度のシャワーを浴びましょう。
本当は湯船にゆっくり浸かりたいところですが、湯船が完備されている現場なんてそうそう無いでしょう。ここではシャワーが湯船代わりです。頭からドバドバと浴びましょう。
あまり熱すぎるのも良く無いと言いますが、僕の場合熱いシャワーをドババババと浴びると、体の血行が良くなって寝付きが良くなりました。最近では頭をそらして、ヘッドスパみたいな体制でシャワーを浴びるのにハマっています。
※上記の様子をイラストで表現したら思っていた以上に気持ち悪かったので省略します_(._.)_
傍から見たら、ちょっとやばい人に見えますが、結構気持ちいいのでオススメです。
05.寝巻きに着替える
ベテランビルメンは「何かあった時、すぐ駆けつけられるように作業着で寝るんだ!」と言いますが、特にそういった決まりがなければ、寝巻きに着替えましょう。作業着で寝るのは非常に辛く、体が締め付けられ血行にも良くありません。なるべくジャージみたいなゆる〜い感じの服装に着替えた方が、圧倒的に寝やすいのは間違いありません。
ここで寝巻きについて注意!ボタンがついているタイプの寝巻きはやめた方がいいです。なぜならば、夜中にトラブルがあって現場に駆けつけなければならない際に、作業着に着替える際にボタン付きの寝巻きだと、いちいち外したりするのが面倒だからです!
すぐにスッと脱げられるような構造の寝巻きにしましょう。
06.お気に入りの音楽を聴く
「自分が感動した映画のスタッフロール時に流れる曲」を聴くのがオススメです。なぜなら全体的にしっとりとした感じの曲が多いからです。(青村調べ)
あまりヘビーな曲だと目が冴えてしまう可能性もあるので注意ですが、思い出の曲などでしたら心をリラックス出来るのでオススメです。
ただ、これには一つ欠点がありまして、その日上司に怒られたり失敗続きでメンタルがヘロヘロになっている状態で思い出の曲なんかを聴くと「もう嫌だ!家に帰る!!」という気持ちが強くなってしまうので注意が必要です。
07.仕事の全てを忘れ「ここは自分の家だ」と思い込む
さあ、あとは寝るだけです。寝床につき、目を閉じた瞬間にこう唱えましょう。
「ここは自分の家、ここは自分の家、ここは自分の家・・・」と。
あれ?急におかしくなっちゃった?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
いっそのこともう全て忘れましょう。
どうせ考えても考えなくても、トラブルが起きる時は起きるし、起きない時は起きないのです。ここは1分1秒でもリラックスして、体を休めるべきです。
仮眠中に「ここは自分の家」だと思い込めば、多少は寝付きが良くなるはずです。家で寝ている時は「今、冷蔵庫がぶっ壊れたらどうしよう・・・」なんて思わないでしょう。職場で寝ているから色々な心配が出てくるのです。気持ちは自宅へワープさせましょう。
最後に
以上が、僕が考えた「仮眠を上手く取るコツ」の数々です。
現場によって、仮眠の環境などが異なるので、全員が全員真似できる訳では無いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
さ〜て、僕もこれから仮眠です!もう寝る準備は万端!おやすみなさ〜〜い