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【工業高校の電気科】入学して卒業するまでに感じたことについてご紹介します!

【工業高校の電気科】入学して卒業するまでに感じたことについてご紹介します!
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「久しぶりに工業高校について振り返りたい」
または「工業高校ってどんなところ?」

とお考えではありませんか?

本記事では、工業高校の電気科を卒業した筆者が卒業するまでに感じたことをご紹介します。学校生活や資格取得、進路に対して感じたことを工業高校あるあるを踏まえて解説するので、ぜひご覧ください。

01.普段の学校生活で感じたこと

工業高校の電気科に入学して卒業するまでの学校生活の間で感じたことは主に次の3つです。

  • 工業高校あるあるは本当のことだと実感する
  • 様々な趣味を持つクラスメイトと出会える
  • 学校の教師が進学系よりかは厳しい

それぞれの内容について詳しくご紹介します。

工業高校あるあるは本当のことだと実感する

普段の学校生活で感じたことの1つ目は「工業高校あるある」が本当にあるということです。工業高校あるあるというのは、以下のような例が挙げられます。

  • 実習のレポートが多い
  • 共学の高校が羨ましくなる
  • 5教科は中学校の内容からスタート
  • 工業マジック

工業高校の授業では実習科目があります。具体的には、電気に関する内容を実際に行って知識を深めていく授業です。

実習が終わった後はレポートを提出しなければいけないのですが、非常に量が多く時間がありません。不備があったり字の書き間違いがあったりすると受け取ってもらえず書き直しとなるので非常に大変でしたね。

また、電気系や機械系の学科に関しては男子校に等しいです。共学ではありましたが、数年に一度、女子が入学するかしないかのレベルでしたので恋愛関係の青春はクラス内では起こりません。

そのため、女子全員が可愛く見えるようになる「工業マジック」が本当に実現します。卒業までに誰もが一度はかかることでしょう!

様々な趣味を持つクラスメイトと出会える

工業系の学校では比較的珍しい趣味を持った人と出会える印象を持ちました。具体的に珍しい趣味を持った友人は次の通りです。

  • ラジコンが好きな人
  • パソコンが好きな人
  • 登山や自転車が好きな人
  • 部品を集めるのが好きな人

インドア趣味からアウトドア趣味まで色々な人がいました。運動部の推薦などで入学してきた人はアウトドア、電気や機械が好きな人はインドア系の趣味の人が多い傾向です。

ただ、話してみると「どこでそんな情報知ったんだ…」と思えるくらい詳しいので、一緒に遊んだり会話したりすると物凄く楽しかったですね!

学校の教師が進学系よりかは厳しい

工業高校でも進学を想定した学科はいくつか存在します。ただ、その学科と比較すると電気科や機械系など就職を想定している学科は、教師の指導が厳しいです。

電気や機械系は一つ間違えると命を落とす危険があります。そのため、実習などでは間違えたことを覚えないよう、指導がどうしても厳しくなるといった理由です。

また、校則も厳しく髪を染めたり眉毛を剃ったりはまずできません。加えて「髪の毛の長さは耳にかからず眉毛よりも上」など細かく指定されているのが特徴です。定期的に行われる検査でも生徒手帳の持ち歩きや身だしなみなどがチェックされます。

ただ、厳しい指導に関しては卒業後に就職を想定しているのが主な背景です。在籍中は窮屈に感じていましたが、就職後の報告書提出や外回りの点検時などに「あの時指導されたことが役立ったな」と感じます。

02.資格取得に対して感じたこと

工業高校の電気科では、学校のカリキュラムとしていくつか資格取得する場合があります。筆者が卒業した学校でも第二種電気工事士を取得するための授業がありました。

その中で感じたことは、主に以下の4つです。

  • 知らない資格しか登場しない
  • 難易度の低い資格と高い資格の差が激しすぎる
  • 教師に分からないところを聞けるのが凄く良い
  • 一人で勉強することがないのでモチベーションが落ちにくい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①知らない資格しか登場しない

電気業界の資格で「弁護士」や「税理士」みたいな一般的に名の通った資格はありません。一番有名なものでも「電気工事士」と呼ばれる資格になります。

もし、電気業界に特別興味がある訳じゃないけど入学した場合、登場する資格が何一つとしてわかりません。実際筆者も「電気…工事士?😦」となりました。

そのため資格取得の際は、電気工事士自体がまず何なのかを知る部分から始めることが必要です。ただし、教師や詳しいクラスメイトに聞けばすぐ解決できるので気にしすぎる必要はありません。

②難易度の低い資格と高い資格の差が激しすぎる

卒業までの間に取得する資格は、受験資格がないものに挑むことがほとんどです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 第二種電気工事士
  • 第一種電気工事士
  • 電験三種
  • 危険物取扱者乙4
  • 消防設備士乙6
  • 工事担任者

筆者の場合、第一種電気工事士の合格後に電験三種に挑戦したのですが、正直に言うと難易度の差が激しすぎます。電験三種の問題、何一つとして分かりませんでした。応用力が身についていなかったので、解ける問題は各科目で2問あるかないか程度です。

また、合格率の観点から見ても難易度の差が伺えます。第二種電気工事士の合格率が例年50〜70%、第一種が30〜50%であるのに対して、電験三種の合格率は例年9%程度です。

その間に丁度いい資格もありません。そのため、電験三種の勉強は隙間時間を利用しながらひたすら対策する必要があります。

③教師に分からないところを聞けるのが凄く良い

資格取得をする際に大切となってくるのが「分からない部分を効率的に解決するための環境作り」です。工業高校の場合、既に資格を取得している専門の教師に教えてもらえるため、分からないところで時間を使う必要がありません。

筆者は、学校が終わった後の家で勉強するのを凄く嫌っていました。そのため、放課後に勉強した後で分からない部分を教師に質問、その場又は次の日の朝に教えて貰うといった形で効率良く対策した次第です。

このように、工業高校ならではの環境を上手く活用すると効率的に資格取得を目指せるのはメリットと言えるでしょう。

④一人で勉強することがないのでモチベーションが落ちにくい

資格取得の際に難しいのがモチベーションの維持です。特に電気系の資格は周りに受験者が少ないので、基本的には一人で対策しなければいけません。独学の場合は、悩んだ箇所を自分で解決しなければいけないのでモチベーションが維持しにくくなります。

ただし、工業高校の場合はクラスメイトも同じ資格に挑戦することが多かったため、一人で勉強することがありません。友人と助けあったり高めあったりしながら資格取得に臨むことができます!

お互いに分からない分野を共有しあって一緒に考えるのも楽しいです。結果、自分と友人の両方が試験に合格できた時は更に嬉しかったですね!🤗

03.進路を選ぶ際に感じたこと

工業高校卒業後の進路を選ぶ際に感じたことは、主に以下の4つです。進学ではなく就職を選択していたため、主に会社に就く上で感じたことを解説します。

  • 学歴に関係なく大手企業の求人が多い
  • 選べる企業の幅が広い
  • 資格はできる限り取得した方がよい
  • 自分の強みを1つは必ず見つけておくべき

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①学歴に関係なく大手企業の求人が多い

進路を選ぶ際に感じたことの1つ目は「大手企業の求人が多い」ことです。電気科の卒業先の進路としては、一般的に聞いたことのある電力会社やそのグループ会社などがあります。

電力会社やグループ会社においても歴代の卒業生の就職先でもあるため、求人を募集してくれているのがメリットです。そのため、学歴が高卒でも大企業への就職が狙えます。

また、面接でも学校のネームバリューが活きて有利に働くのもメリットです。これに関しては歴代の卒業生が培ってきたものなので、卒業後は次に入社してくる後輩に役立てるよう頑張りたいですね!

②選べる企業の幅が広い

進路を選ぶ際に感じたことの2つ目は「選べる企業の幅が広い」ことです。先ほどは大企業に焦点をあてましたが、求人の数自体は非常に多くあります。

というのも、企業は若い資格保有者を欲している傾向があるためです。団塊の世代の技術者たちの退職に向けて将来性のある若手を育成したいというのが理由の1つとして挙げられます。

そのため、選べる企業の幅が広いのが特徴です。資格を保有していれば非常に引く手が多いと感じました。中には、企業が教師に直接「この子に入社を検討して欲しい」と相談する場合もあります。

③資格はできる限り取得した方がよい

進路を選ぶ際に感じたことの3つ目は「資格はできる限り取得した方がよい」ということです。就職する場合、資格を多く取得しているとそれだけで有利に働きます。

就職後、経験を積むだけですぐに一人前の技術者となれるためです。企業から将来性があると判断されやすいですし、卒業後に他の資格に挑戦しやすいといったメリットもあります。

また、卒業後は資格取得の勉強を行う時間が少なくなりやすいです。資格以外にも仕事で覚えることが多くあるため、勉強のモチベーションが中々上がりません。

そのため、できる限りの電気資格を在学中に取得した方が良いなと強く感じましたね!

④自分の強みを1つは必ず見つけておくべき

進路を選ぶ際に感じたことの4つ目は「自分の強みを1つは必ず見つけておく」ということです。自分の強みを1つでも持っていると就職試験の面接で話しやすくなります。

  • 部活を頑張った
  • 成績が上位
  • 資格を多く保有している

どれでも問題ありません。強みを1つでも見つけておくと企業にアピールしやすいですし、自分自身としても話の軸が整理しやすくなります。

筆者の場合は、資格取得に力を入れましたが就職試験でもそれは大きく役立ちました。就職後、すぐに先輩に同行して経験を積ませてもらえたので非常に良かったと感じています!

まとめ:工業高校は楽しいだけでなく技術者としての基礎が身につく

本記事では、工業高校の電気科に入学して卒業するまでに感じたことを3つにわけてご紹介しました。

厳しい一面はありますが、基本的に工業高校は物凄く楽しかったです。様々な友人と出会えただけでなく技術者としての基礎も身につきました。

就職に関しても非常に多くのメリットが得られます。電気系の資格を多く取得することで多くの企業から求められる人材となれるでしょう!

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Written by書いた人

ワタル

【取得資格】第二種電気工事士、第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙種6類
【職歴】電気科新卒→大手電力グループ会社に入社→電気主任技術者として勤務→2019年1月退職→フリーのWebライター兼編集者として活動。
「電気工事士入門の書」

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