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【技術系社員必見】資格を保有していて職場で得したこと5選!

【技術系社員必見】資格を保有していて職場で得したこと5選!
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技術系資格は、各資格で従事できる範囲が決められており、多くの現場で役立ちます。また、取得していると職場で得する場面があります。本記事では、技術系資格を保有していて職場で得したことを5つご紹介します。私生活で役立つ場面や役立たせるためのポイントについても是非ご確認ください。

技術系資格を保有していて職場で得したこと5選

技術系資格を保有することで得する場面は、主に以下の5つです。

  • 現場で新しい知識を覚えやすい
  • 専門知識を有していることの証明となる
  • 資格手当が支給される
  • 仕事の幅が広がる
  • 仕事を任されやすい

ここでは、上記5つの場面を詳しく解説します。

①:現場で新しい知識を覚えやすい

技術系資格を保有している状態で仕事をすると現場にて新しい知識を覚えやすくなります。

これは、資格試験で勉強した設備などを実際に目にすることで、勉強した知識と結びつけながら仕事できるためです。

例えば電気業界においては、電柱の上やキュービクルの中に電気設備を設置していますが、資格がある状態とない状態とでは覚えやすさが各段に違います。

知らない状態では一から覚える必要がありますが、知識だけでも付けていると「参考書で見たよりも思ったより大きい」など、感想を抱きつつ理解を深めることが可能です。

このように技術系資格を保有していると現場での発見が多くなります。

②:専門知識を有していることの証明となる

現場においては、他企業との連携を取りつつ仕事を行うといった場合もあります。

そういった際に得するのが「技術系資格を有していると専門知識を有していることの証明になること」です。

例えば、工事を専門的に行うための資格であれば保安・管理といった知識は多く勉強しません。そのため、現場において安全面に不安を生じる場面が存在します。

こういった際に保安・管理を行える資格を有していると年齢や経験年数に関係なく知識の深さが証明できるため、他企業からの信頼も集められます。

時に他企業から工事内容について質問されることもあるため、現場での価値を更に高められるでしょう。

③:資格手当が支給される

多くの企業では「資格手当」を支給しています。資格手当とは、該当する資格を取得していることで毎月決められた金額が支給される手当のことです。

技術系資格も例外ではなく、資格を取得することで毎月2,000円~5,000円程度、資格や企業によっては10,000円の資格手当が支給されます。

また、資格取得時に祝金を支給している企業もあるため、技術系資格を取得すると金銭的にもお得です。

ただし、資格手当については一点だけ注意点があります。それが上位資格に支給される資格手当に関してです。

例えば、第二種電気工事士の資格手当が2,000円、第一種電気工事士の資格手当が5,000円の場合、両方を取得している方の資格手当は7,000円ではなく5,000円が支給されます。

企業によっては足した金額を支給する場合もありますが、多くの企業が上位資格の手当を下位資格の手当に上書きして支給するので、その点だけ注意しておきましょう。

④:仕事の幅が広がる

技術系資格を複数取得していると仕事の幅広さでお得です。例としては、ビルメンテナンスなどの業界が挙げられます。

「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格は、「第二種電気工事士」「危険物取扱者乙種4類」「2級ボイラー技士」「第三種冷凍機械責任者」のことです。

これらは、単体で取得していたとしても各業界で従事できます。しかし、複数の資格を取得していることでビルメンテナンス業界にて求められるわけです。

また、企業が複数の事業内容に取り組んでいる場合、それぞれに適した資格を取得していると更に仕事の幅が広がります。

先ほどのビルメンテナンス業界を例にすると、ビルメン4点セットにあわせて消防設備士乙種第6類・甲種第4類といった資格を取得することで消防設備の点検にも従事できます。

このように資格を複数取得していると多くの場面で役立たせることが可能です。

⑤:仕事を任されやすい

技術系資格を取得していると自企業からの信頼も高くなります。その結果、重要な現場を担当したり大切なポジションを任されたりすることもあります。

ただし、これに関しては企業が最低限募集している資格ではなく、募集している資格の上位資格を保有しておくことが大切です。

企業からの信頼は自身の直接的な評価につながるため、将来的な年収やキャリアアップを狙うのであれば、上位資格や別資格の取得を積極的に狙いましょう。

技術系資格を保有していると私生活でも役立つ場合あり

先ほど、技術系資格を保有していて職場で得していたことについてご紹介しましたが、私生活の場面においても技術系資格は役立ちます。

これは、現場での経験と知識が私生活においても役立つためです。

例えば、電気業界の現場に従事していると電気系統の知識に強くなります。そのため、私生活において停電などのトラブルが生じた際、冷静に対処可能です。

停電の原因が大雨なのか電気の使い過ぎなのか、また、家電の異常の原因はどこにあるのか自身の力で解明できます。

また、現場での知識を活かすと解明した原因に対して適切な処置も取れます。

こういったトラブルに対して強くなれるのも技術系資格を取得することで得られるメリットといえるでしょう。

資格が役立たない?役立たせるための3つのポイント

時に「資格は取得してもあまり役立たない」といった意見が見受けられます。

結論としては、技術系資格はそれぞれで役立たせることが可能です。ただし、役立たせるためには、以下のポイントを把握しておく必要があります。

  • 実務経験もあわせて積むこと
  • 自分に適した資格を取得すること
  • 需要の高い資格を取得すること

ここでは、それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。

①:実務経験もあわせて積むこと

技術系資格は、実務経験を積むことで更に役立ちます。これは、現場で従事して技術力を高めることで、技術者としての価値を更に高められるためです。

技術系資格は、実務経験を積むことで更に役立ちます。これは、現場で従事して技術力を高めることで、技術者としての価値を更に高められるためです。

例えば、第二種電気工事士や第一種電気工事士や電験三種の免状取得者は、消防設備士の資格を取得する際に「電気」の科目が免除されます。

どの区分でもよいので消防設備士の免状を取得していると消防設備士の「法令共通」科目も免除の対象になるため、技術系資格は取得することで更に役立たせることが可能です。

②:自分に適した資格を取得すること

資格を役立たせるためには、自身が従事しようと考えている業界に適した資格を取得することが大切です。

例えば、電気業界に従事しようとし考えている方が建設系の資格を取得したとして、無駄ではありませんが役に立つと感じる場面は多くありません。

複数の資格取得や実務経験を積むことは大切ですが、取得しようと考えている資格が本当に自分に適した資格かどうか確認することも忘れないようにしましょう。

③:需要の高い資格を取得すること

一般的に需要の高い資格は、取得することで役立つ可能性は高いとされています。これは、職場や私生活の両方で活かせる場面があるためです。

これについては資格の難易度が関係するわけではありません。難易度が高い=需要が高いといったわけでなく、難易度が低くても需要の高い資格は多くあります。

もちろん難易度の高い資格を取得することで自身の価値を高めることは可能ですが、まずは難易度が低く需要の高い資格から取得して幅広く役立たせるところから始めましょう。

技術系資格は業務独占資格が多いので役立つ!

技術系資格は、業務独占資格となるものが多いです。業務独占資格とは、法律にて資格を有している人にのみ従事を認めている資格のことです。

例えば、電気工事士や消防設備士なども業務独占資格に該当します。電気工事士法や消防法にて未取得者の従事が認められていないためです。

また、業務独占資格は法律にて資格保有者の設置が定められており、人間に付加価値が与えられるため、将来的にも需要が下がらないとされています。

AI技術が普及したとしてもすぐに仕事をなくすといったことはできないため、技術系資格を保有していると将来的な場面でも役立つといえるでしょう。

まとめ:自分に適した資格を職場で役立たせよう!

今回の記事では、技術系資格を保有していて職場で得したこと5選について私生活で役立つ場面や役立たせるためのポイントとあわせて解説しました。

技術系の資格は企業からの信頼度の上昇、資格手当の支給、仕事の幅が広がるといった複数の場面で役立ちます。

私生活においても資格を活かして自分自身の力で問題解決することも可能です。また、資格を役立たせるためには自分に適したものを取得し実務経験を積みましょう。

複数の資格を取得することで技術者としての価値は更に高められるため、役立つと感じた資格は積極的に取得を狙ってください。

Written by書いた人

ワタル

【取得資格】第二種電気工事士、第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙種6類
【職歴】電気科新卒→大手電力グループ会社に入社→電気主任技術者として勤務→2019年1月退職→フリーのWebライター兼編集者として活動。
「電気工事士入門の書」

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