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施工管理技士試験の合格する勉強方法!【第二次検定編】

施工管理技士試験の合格する勉強方法!【第二次検定編】
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この記事では、施工管理技士の受験対策講習会に特化24年、年間2万人以上の受講生に選ばれているCIC日本建設情報センターが多忙な社会人の受験生に向けて最小の努力で、最大の結果(合格)が出せるような情報や試験傾向など受験に役立つ情報を伝授します。
施工管理技士試験の合格する勉強方法!【第一次検定編】に引き続き、今回はこちらを読んで、第二次検定の「合格できる学習」をぜひ実践してください。

01.今、資格の価値が高まっている

激動する日本経済、世界情勢、姿あるものは刻々とその形を変化させ、価値観さえも長く同じ姿をとどめていることはない。今、まさに激動の時代。そんな時代に足元をすくわれることなく、しっかり大地に根を張って力強く生きる、それが現代人の重要課題といえるでしょう。
そして、現在の日本の社会では企業をとりまくビジネスシーンが激変しています。終身雇用制の崩壊など、人的な側面からも過去に「常識」と思われていたことが大きく変化し、同時に社員の見方も変化しているのです。これまでは「大学」や「会社」といった「ブランド」が主に問われてきたが、今では「あなた自身がなにをできるか」。つまり、ブランドで判断されることよりも、「あなただからこそできることはなにか」という「個人の能力」がダイレクトに問われるようになってきたように思います。
しかし、いくら能力があることをアピールしても、言葉だけで信用してもらえるほど社会は甘くありません。そこで必要となるのが資格です。
資格は、仕事をしていく上で必要なスキルを身につけていることを客観的に証明でき、社会的な信用を獲得できます。

02.建設業界で必須の資格「施工管理技士」

施工管理技士は、一般建設業・特定建設業における許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者として認められます。また、建設工事の現場に置く主任技術者や監理技術者の有資格者として認められるなど、施工管理に携わる現場には不可欠な資格で、施工管理技士の資格は建設業の現場で最も必要とされる資格といえるでしょう。
今、建設業界は大阪万博をはじめ、リニア新幹線や高速道路などの大規模な建築プロジェクトが着々と進む一方、老朽化対策や災害対策など需要は建物がある限り常にあります。
しかし、建設需要が多くても、それを担う労働者が慢性的に不足しているのが現状です。
施工管理技士は慢性的に不足しているので、そのような資格を有する人材を企業が欲しがらないはずはなく、建設業では不可欠な国家資格としてこれからも高く保証されるに違いないでしょう。
建設業界に身を置き受験資格を持つ者であれば施工管理技士の資格取得に挑戦することをおすすめします。

03.第二次検定の試験対策

第一次検定は広い知識量を問う問題とすれば、第二次検定は高い応用力が問われます。
第一次検定は四肢択一ということもあり、そこまで知識が深くなくても取捨選択で解答までたどり着くことができるでしょう。
しかし、第二次検定は出題形式からして記述式であるため、とりあえず何か書いたとしても的外れの解答となれば不正解となってしまいます。
第二次検定の内容は施工経験記述とその他の記述問題で大きく2つに分けることができます。施工経験記述はこれまで行ってきた現場経験を作文にするというもので、正式に公表はされていませんが、施工経験記述の得点配分は100点中40点とも30点とも言われています。
施工経験記述については事前の対策をしなければ書くのは難しく、第二次検定対策では特に重要視されます。
そのため、施工経験記述を重要視するあまり、経験記述だけしか対策せず不合格となる受験者が数多く見受けられます。
施工経験記述が重要であることは間違いないですが、その他の記述問題も疎かにしないように注意しなければなりません。
先に言ったように配点が40~30点と考えると、仮に施工経験記述が満点でも合格することはできないのです。
つまり、施工経験記述で一定の点数以上取る必要があるが、その他の問題でも点数を獲得できなければ合格は難しいです。

04.第一次検定での知識が基礎

このようなことを言うと極めて難しいまたは面倒な試験と感じるかもしれないが、内容的には第一次検定と重複しており第一次検定で学習した知識で対応できる内容も多いです。第一次検定の知識を書き出すことをいかにできるかがポイントになるのです。
四肢択一式か記述式かという出題形式の違いがあっても、両者は同じ建設工事の範囲であり共通するものが多くある。
つまり、第一次検定の知識を文章にできれば、第二次検定で合格ライン以上の点数を取ることも可能なのです。
また、第一次検定と同様に第二次検定でも「施工管理法」が重要な分野となり、施工管理法の知識や方法論の理解を前提として出題されます。
そこで、第一次検定で学習した知識は、まだ覚えているうちに第二次検定の学習をした方が少ない労力で合格することができます。
第一次検定で手ごたえがあれば、すぐに第二次検定に向けて意識を変えるようにすると良いでしょう。

05.施工経験記述で点を取る

第二次検定は、単純な説明記述問題等の他に「施工経験記述」と呼ばれる問題が出題されます。
この問題は先にも説明した通り、施工管理技術検定を象徴する特殊な問題であり、施工経験記述の攻略なくして第二次検定の合格はないと言っても過言ではありません。
施工経験記述の内容は、過去の工事現場における自身の経験を記述させ、実務経験の有無と施工管理能力を判定するものです。
実際の経験に基づいた記述が要求され、事実と相違していると判断された場合には、不合格となる可能性が極めて高くなってしまいます。
しかし、経験記述は配点が高い問題と考えられるので、解答できれば試験を優位に進めることができるでしょう。
経験記述の具体的な出題形式は科目によって異なりますが、『施工計画』『工程管理』『品質管理』『安全管理』『合理化』『環境対策』などのテーマが与えられ、その項目に合った自身の現場経験を記述する形式が主です。
現場が多い少ないにかかわらず、試験中にその場ではじめて経験を思い出し、一定水準の内容を記述するのは困難ですので、事前準備は必須であることを肝に銘じて学習することが大事です。
施工経験記述の答案作成にあたり、参考書などの例文を丸暗記しようとする受験生は少なくありませんが、丸暗記は少しでも問われ方が変わると応用がきかず、書けないことも多いものです。
現場経験があれば書ける問題であるので、面倒と感じても自身で作成して試験に臨むのが得策です。
また、自分自身が作成した経験記述であれば試験会場でど忘れする可能性も低く覚えることも容易である。
第一、例文などを転記した場合は、その時点で不合格となります。
ただ、事前に準備が必要といっても何を準備すればよいかわからず、無駄に時間を浪費する受験生も少なくない。CICの受験対策講座でも専門講師が試験傾向や施工経験記述の書き方・添削指導も行なっている。ここで、経験記述の不安を解消してほしい。

06.施工管理技士になろう!

今まで見てきたように、施工管理技士は建設業界で必須であり需要は常にある国家資格です。
施工管理技士になるには、第二次検定を突破しなくては名乗ることが出来ません。
今回の解説を参考にぜひ第二次検定に挑戦していただければ幸いです。
CIC日本建設情報センターでは講座だけでなく試験対策の書籍も販売しています。
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独学で挑戦してみようという方には書籍から始めてみるのがおすすめです!

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Written by書いた人

CIC日本建設情報センター

「施工管理技士合格をアシスト!」を合言葉に建設業に特化した受験対策講座を提供して24年。忙しい社会人向けに短期集中型の対策講座が特徴です。公式HP;https://www.cic-ct.co.jp/

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