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「現場で役立つおすすめ工具10選!」設備工事(管理)で役に立つ工具を厳選。

「現場で役立つおすすめ工具10選!」設備工事(管理)で役に立つ工具を厳選。
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こんにちは、消防設備士のあきです。
私は現役消防設備士で、多くの工具を使用してきましたが、買って失敗したものも沢山あります。
今回の記事では、消防設備士として15年目の私が「現場で役立つおすすめ工具」を厳選します!

  • 現場で作業効率が上がる工具が知りたい
  • 道具の種類が多くて何を購入すればいいかわからない
  • ベテランの職人さんってどんな工具を使っているの?

そんなお悩みを解決します。
沢山失敗してきた経験を活かして、みなさんが工具選びに満足できるように選びましたので
私のおすすめをぜひ参考にしてみてください。職人ならではのユニークな商品も紹介いたします!
それでは行きましょう。

01.こだわりたい!工具の揃え方

工事で使う工具は沢山あります。これから工具の揃え方やメーカーで販売されているセット商品についてご説明いたします。

工具の揃え方

初心者や新人はまずホームセンターの工具コーナーに行くことがおすすめです。
工具コーナーには、沢山のメーカーの商品が並んでいます。
手に取ってみると、

  • 自分の手にフィットするか。
  • なんでこの形なんだろう?
  • どっちのサイズを選べばいいのだろう?

など、実際に使用することがイメージできるので購入後に後悔する可能性が低くなります。

また、気になった商品をAmazonなどのネットで検索してみることもおすすめです。
特にAmazonは評判や口コミが豊富ですので、気になった商品の使い心地等についてより多くの感想を確認することができます。

そして、可能であれば疑問に思ったことを上司や先輩に相談してみてください。
一緒に考えてもらえば、その作業にあった工具をより早く見つけることができます。

ホームセンターで実際に手に取ってみる、そしてネットで検索して工具の評判を確認する。これが失敗しない工具の揃え方です。

セット商品を選ぶ注意点

デンサンのセット商品に腰道具一式セットがあります。
ドライバーやニッパーなど信頼できるメーカーの腰道具セットなので初心者にも安心です。
しかし、今後現場で長く使用していくことを考えると、できれば腰道具は自分で選んで欲しいと思います。
なぜなら、

  • 商品を選ぶ楽しさがある
  • 自分で選ぶことで愛着が湧く

といったことがあるからです。
悩んだ末にこの工具を買って良かった、そんな経験が大事だと思います。
人から勧められて使う物より、自分で選んだ道具の方が愛着がわくはずです。

以上の理由から、腰道具はセット商品が無難ではありますが、長く使用していくこと考えると一つ一つ自分で選んで購入することをおすすめします。

02.おすすめの人気メーカー3選!

ここからは私の現場経験に基づいて「職人から人気のメーカー」を3社紹介します

デンサン(DENSAN)

現場では電気屋さんの多くがデンサンの道具を使ってるほど人気のメーカーです。

  • 黄色のラインが特徴
  • 全ての商品が高品質く

とにかく物がいいので迷ったらデンサンを選べば間違いないと言えるでしょう。

マーベル

マーベルは1943年創業の電設工具のメーカーです。
黒いベースに赤いラインでMARVELと表示されているのを見たことがある方も多いと思います。私はコスパがいいので大好きです。

  • 相場より安い商品が多い
  • 安いのに商品の品質がいい

といった特徴があります。

マキタ

日本の電動工具メーカーで、ドリルや切断工具が有名です。
他にもコーヒーメーカーや充電式テレビなどもあり、工事から休憩までのあらゆる場所で活躍する工具を販売しています。
マキタの工具が人気の理由は以下が考えられます。

  • 生産性が上がる
  • バッテリーに互換性がある

私の感覚では現場の職人さんの7割ぐらいはマキタの電動工具を持っている、というくらい人気なので持ってるだけで仕事の出来る職人に見えてしまいます。

しかし、人気のためデメリットもあります。
職人がみんな持っているので、現場で工具を間違えてしまう、高価で人気があるため盗難のリスクがある、といったリスクも注意したい点です。

03.オススメ工具10選!

おすすめのメーカー「デンサン」や「マーベル」、「マキタ」から私が実際に現場で使っている道具を具体的にご紹介します。

1.デンサン電工プロニッパーJK-175


デンサン電工プロニッパーJK-175(amazon)

配線の切断はもちろん簡単に出来るのですが、配線の被覆剥きに最大限の力を発揮します。

全長サイズは175mmと200mmの2種類。私は175mmを購入しましたが200mmでは大きすぎるのと、少し重く感じたので正解でした。
実際にホームセンターで持ってみましょう。

消防設備士の仕事ではプラスドライバーの次に活躍する欠かせない工具です。

2.デンサン電工プロペンチ 圧着付 210mm JHP-200


デンサン電工プロペンチ 圧着付 210mm JHP-200(amazon)

圧着付きで端子を潰すことが出来るので、数が少ない軽作業なら、圧着ペンチを持って歩く必要がありません。
また、錆びて固まったネジを外すことや、針金の曲げ作業など素手ではできない作業に向いています。

力がとても強いので腰道具には欠かせない工具です。

3.デンサン腰袋 電工キャンバスハイポーチ ND-860


デンサン腰袋 電工キャンバスハイポーチ ND-860(amazon)

工具が入ることはもちろん、簡易ゴミ箱になるので、被覆を剥いたゴミを一時的にそのまま捨てることができて便利です。現場の床にゴミを落として汚したら怒られますからね!

見た目から入る職人にはデンサンの腰袋がおすすめです。
デンサンの腰袋には黄色のラインが入っていて、一目でデンサンの腰袋とわかります。
新入社員の頃、先輩にデンサンの腰袋一式を揃え、一人前にみせることも大事だと教わりました。そんな思い出が懐かしいです(今ではどうかわかりませんが……)。

4.ジョブマスター(JOB Master) コンベックス インチワイドGP ゴムプロテクター メジャー グリーン JBM-2555GPG


ジョブマスター(JOB Master) コンベックス インチワイドGP ゴムプロテクター メジャー グリーン JBM-2555GPG(amazon)

職人の中では「メジャー」と「スケール」で呼び方が分かれますが、私はスケールと呼ぶことに統一してます。

スケールを選ぶポイントは3点
1.頑丈なこと
2.幅や長さ
3.テープのコシ
購入するときはこれらのポイントを意識して買うと良いです。

スケールは落として壊れることが多いですが、こちらは何度落としても全然壊れません。頑丈です!
消防設備士は、階高や梁の長さを測ることが多いため、全長5.5mのスケールを選びます。
コシがないと伸ばした時に折れてしまい、二度手間になります(100均のスケールにありがちなトラブルです……)。

5.マーベルワイヤーストリッパーMWS-M20


マーベルワイヤーストリッパーMWS-M20(amazon)

こちらは被覆が確実に剥ける、軽い力でスパッと切れて切断面がキレイなので、配線の被覆剝きに慣れていない初心者におすすめです。

初心者は早さよりも、確実性を求めましょう。たしかに早く作業を終わらせることも大事です。しかし、早く終わらせようと焦って被覆が剥けなかったり、切り込みを入れすぎて銅線が折れたりします。そんな配線トラブルは後々苦労するため、確実性を求めてください。

配線工事に慣れていない初心者はまずワイヤーストリッパーを選びましょう。

6.マーベル(MARVEL) LEDハンディライト MLED-350


マーベル(MARVEL) LEDハンディライト MLED-350(amazon)

こちらの特徴は、後ろに磁石が付いていることです。とても便利で分電盤や受信機の鉄部分にくっつきますし、常にポケットや腰袋に入れておくことが出来ます。両手が空くので作業が捗ります。
サイズも小さく、腰袋に入れておきたい工具です。
また350ルーメンは明るく、貫通部分もよく見えます。

7.マーベル(MARVEL) LEDヘッドライト JHD-300


マーベル(MARVEL) LEDヘッドライト JHD-300(amazon)

「コスパがいい」「道具に高いお金をかけれない」「でも安いヘッドライトはイヤ!」
という方におすすめです。

ハンドライトと違って両手が空くことがヘッドライトのメリットと言えます。
また暗くなる夕方のなどは安心安全な工事作業が出来るため必須でしょう。
現場では照明の電気が通っていないことが多いですし、ヘルメットは皆必ずかぶるものなのでヘッドライトは一石二鳥な便利アイテムです。

メーカーが出すヘッドライトは品質に問題がありませんが、高すぎない、コスパが良いこちらのヘッドライトがおすすめです。

8.ペン型インパクトドライバTD022(7.2V)黒 トルク25Nm 1.5Ahバッテリ2本・充電器付 TD022DSHXB


ペン型インパクトドライバTD022(7.2V)黒 トルク25Nm 1.5Ahバッテリ2本・充電器付 TD022DSHXB(amazon)

こちらはペン型の電動ドリルです。
先端のビットを交換すれば、ドリルの刃やプラスドライバーに切り替えが出来き、本体も軽く、パワーがあります。
軽作業なら問題ありません。
現場作業で最初に買う電動工具はコレ!という商品です。

9.マキタ(Makita) 充電式4モードインパクト 18V (本体のみ/バッテリー・充電器別売) TP141DZ


マキタ(Makita) 充電式4モードインパクト 18V (本体のみ/バッテリー・充電器別売) TP141DZ(amazon)

インパクトドライバー、ドリルモード、振動ドリル、ネジ締めモードの4つの機能を持つ万能の電動工具。
18Vのバッテリータイプでネジ締め・大口径の穴開け・コンクリートの穴あけなどストレスなく作業できる優れモノです!
価格が少し高いですが、これがあれば他の電動工具は何も必要ありません。
(注意:Amazonの販売ページでは、電池が別売りです)

10.マキタ コードレス掃除機CL180 カプセル式 18Vバッテリ充電器別売 CL180FDZW


マキタ コードレス掃除機CL180 カプセル式 18Vバッテリ充電器別売 CL180FDZW(amazon)

コードレスなので現場の持ち運びに適しています。

またボードのカスや被覆のゴミ、軽いネジなど吸えるレベルの吸引力があります。
紙パック式とサイクロン式がありますが、まとめて捨てられる紙パックが便利です。

ホウキと塵取りで掃除をするのが一般的ですが、掃除機を持っていると掃除が早く終わります。掃除をするタイミングは作業の最後なので、疲れた時の掃除は早く終わらせたいですよね!
時間効率も上がるコードレス掃除機がおすすめです。

04.番外編:ユニークな工具

ここでは、他とは一味違う魅力をもつユニークなおすすめの工具を紹介します!

誘導灯点検棒デンサン 非常誘導灯点検棒 (ミニタイプ) 非常灯 誘導灯 点検スイッチ HTB-110


誘導灯点検棒デンサン 非常誘導灯点検棒 (ミニタイプ) 非常灯 誘導灯 点検スイッチ HTB-110(amazon)

消防設備士や建築士の方におすすめです。
誘導灯や非常照明の「点検用の紐を引っ張るため」だけに特化した棒。
棒が伸びるので脚立を持って歩く必要がないのでおすすめします。

現場で「あったら良いなと思う商品」を作ってくれたデンサンに感謝したいくらいです!

デンサン ケーブルストリッパー ND-800


デンサン ケーブルストリッパー ND-800(amazon)

弱電電線の被覆を3ステップで簡単にむくことができる工具です。
1.電線を挟んで、
2.クルッと一周回して横に引っ張れば、
3.被覆に切り込みが入ります。

心線を傷つけない被覆剥きとして初心者に安心の優れものです!
私もかなり重宝して使用しています。

05.まとめ

今回は、工具の選び方についてまとめました。

一番大事なことは
自分で選んで、その商品を買う理由を考えてください。
そして、自分で選んだ工具に愛着を持って長く使ってあげることが工具にとって幸せです。

今回紹介した工具達を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Written by書いた人

あき@消防設備士ブロガー

【職歴】防災会社勤続15年目の会社員
【取得資格】消防設備士甲種1~5類、乙種6.7類、電気工事士2種ほか
◆消防設備のお役立ちブログを運営しています。
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