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【未経験からビルメンになる①】職業訓練校のメリット5選!

【未経験からビルメンになる①】職業訓練校のメリット5選!
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こんにちは ビルメンの青村です。

僕は名前の通りビルメンとして働いていますが、ビルメンになる前は全く畑違いの仕事をしており、ビルメンという仕事があることすら知りませんでした。
僕がビルメンになったきっかけは仕事を辞めてしばらくフラフラしていた中、なんとな〜く「手に職をつけたいな〜」と思ってハローワークに相談してみたところ、「職業訓練校に行ってみたら?」と進められたのが始まりで半年間通いました。

おそらく「訓練校」というワードを聞いた事がある人は少なくないと思いますが、実際に訓練校が就職活動にどう役に立つかは、わからない部分が多いと思います。

そこで今回は「未経験だけどビルメンになりたい人」や「どうやってビルメンになるのかを知りたい人」向けに、訓練校のオススメなポイントを書いていこうと思います。もし、訓練校へ通うことを考えている方は参考にしてみてください。
※僕が通っていた訓練校の話ですので、場所ごとに内容や待遇などは異なる可能性がありますので、興味がある方は、一度最寄りの訓練校について調べてみる事をオススメします!

01.理由1:手に職をつけると就職に有利!

いきなり訓練校を利用する最大のメリットを書いてしまった気がしますが、これが訓練校に行く事をオススメする大きな理由の一つです。
ビルメンになるには、設備管理をしている会社のHPから直接応募したり、求人サイトから応募したりするなどのアクセス方法があると思いますが、ビルメンの世界はそこまで技術力は求められなくても「多少は知識があった方が良い」と思っているのが本音です。
その為、そういったルートから設備管理未経験者が申し込むと、採用されるのが結構難しかったりします。「未経験者大歓迎!」と書きつつも、本音では全くの未経験者よりかは、多少は設備管理に対する知識を持っている人を採用したいものです。
訓練校に行っておけば、人事の人は「この人は最低限の知識は訓練校で学んできているだろうな」と見てもらえるのです。実際、とある会社の人事の方が「資格だけいっぱいあって未経験より、資格はそこそこでも訓練校卒業っていう人の方が採用したいかなぁ」と言っているのを聞いたことがあります。「あ、未経験歓迎でも結局資格は必要なのね・・・」と思った反面、「訓練校=勉強してきている」という印象から採用されやすい傾向にあるという事を実感しました。
また、訓練校では直接設備管理会社の人事がやって来て、会社説明会をしてくれたり、求人情報を渡してくれたりします。僕の憶測になるのですが、恐らく「毎年訓練校の生徒を○人採用する」という枠があるのだと思います。現に、毎年会社説明会をしてくれる会社には、必ず数名は就職者が出ております。

さらに、そういった会社にエントリーする際に、訓練校の先生が紹介状らしきものを書いて渡していて、色々と配慮をしてくれているようです。
例えば「この会社に絶対に入りたいから他の会社にはエントリーしない!」という意気込みを先生に伝えておけば、ある程度会社側にも熱意が伝わり、面接を有利に進める事が出来るということもありそうです。
つまり、「訓練校を出ている=しっかり勉強してきている=未経験者でも大丈夫そう!」という評価がもらえるわけです。これは未経験者が就職するには大きなアドバンテージになる事は間違い無いでしょう。

02.理由2:ビルメンの仕事内容がある程度わかる

未経験者に「ビルメンの仕事ってなんでしょう?」とクイズを出すと、「監視室でPCとにらめっこ」、「建物内を巡回する」など超曖昧な答えが出てくると思います。
まぁ、間違ってはいないのですが、ほとんどの方はビルメンが何の仕事をしているかは、いまいちわかっていないと思います。
この「何をしているかわからない」状態で、仮にビルメンの世界に飛び込んだとしても「こんなハズでは・・・」とギャップを感じてしまい退職・・・という流れになる可能性もあります。これはどの職業でも同じ事ですね。

訓練校では、ビルメン、つまり設備管理の仕事がどういったものなのかを踏まえながら授業をしてくれる為、ビルメンの仕事のイメージが沸きやすいのです。また、授業をしてくれる先生も元ビルメンであったり、現役で似たような仕事をしていたりする人がほとんどなので、自分のエピソードを踏まえて話をしてくれるのも非常にわかりやすくて為になります。「あぁ、こういったトラブルは厄介だって先生が言っていたなぁ・・・」と今でも先生が授業中に行っていた事を仕事中に思い出したりします。
もし訓練校に通った上で「ビルメンなんて自分は無理!」と思ったら、そこで別の道を考えても良いですし、なんなら就職は必ずしも設備管理の仕事じゃなくてもOKなので、とりあえず訓練校に飛び込んでみて、雰囲気を感じ取ってみるのもアリだと思います。

03.理由3:コミュニケーションのブランクを取り戻せる

訓練校は学校なので、当然ですが集団作業などもあります。訓練生全員の前に立って発言をしたり、提案をしたりなどもします。
えぇ〜、集団作業があるの・・・」とガックシされた方もいるかもしれませんが、社会に出ると、ある程度のコミュニケーション能力は必要で、時には訓練校で行う集団作業以上の対人能力が求められる事もあります。

ただ、こういったコミュニケーション能力は、人それぞれ幅がありますが、大体の部分は普段の習慣的な部分が大きいと思います。
僕は訓練校に入る前は、数年間ニートをしていたのですが、その時のコミュニケーション能力の落ち具合は凄まじいもので、「あれ?どうやって人と日常会話するんだっけ?」というレベルまで落ち込んでいました。
前職では、それなりに人とコミュニケーションを取らないといけない職業だったのに関わらず、そこまでのレベルになったので、やはりどんな能力でもブランクがあると落ちてしまうんだなと実感しましたね。

そういったわけで、訓練校に入る前は、人とのやりとりにしばらくドギマギしておりましたが、次第に「そうそう、こうやって人とコミュニケーションを取るんだった!」と思い出せました。
社会から離れていた時間が長い人ほど、まずはこういったブランクを取り戻す事が重要だと思います。また、コミュニケーションに自信が無い人も、訓練校を利用して練習してみても良いかもしれません。どうせ長くても1年ぐらいの付き合いなのですから、失敗しても気にすることありません(笑)
ガンガンいって、就職した時に備えましょう。

04.理由4:就職サポートが手厚い

理由1と少しかぶってしまうかもしれませんが、訓練校に行くと、資格の取得や勉強の他に就職活動のサポートも行ってくれます。
このサポートが大きく、また訓練校には卒業したOBなどの情報も蓄積されています。
「A社は異動が多い」とか「B社は求人票だとあまり良い感じには見えないが、実はめっちゃホワイト企業」とか、実際にその会社に就職した人から仕入れたさまざまな裏情報があります。
こういった情報は他で手に入れるのは難しく、しかも信憑性が高い情報なので、就活時に重宝する事、間違いなしです。

また、訓練校に集う人たちはみんな「就職をする」という一つの目的があるので、嫌でも就職活動しなくちゃ・・・というプレッシャーが生まれます。
学生だと進学する人と就職する人に分かれており、教室の空気がどっちつかずになっていることもありますが、その点、訓練校では就活のモチベーションを高くして日々を過ごせます。
やっぱり1人だけで就活をしていると、色々と苦しいですからね。そういった環境が整っているのも大きいです。

05.理由5:ちょっとした学生気分を味わえる

訓練校は、朝礼から始まり、授業、昼休み、授業、夕礼・・・のように、中学・高校みたいなスケジュールで行われます。
夏休みなどの長期休みも少しですがありますし、休み前はみんなで教室の大掃除をしたりするなど、学生時代にしか味わえない感覚を再び体験する事が出来ます。
就職活動や資格勉強も良いですが、一度はあの頃のような生活に戻ってみるのも一興なのではないでしょうか?

06.最後に

未経験からビルメンになるルートはいろいろありますが、訓練校からビルメンになるルートはその中でも特に未経験者にとってベストな選択だと思います。
実際にビルメンに就職して、配属されると訓練校で学んだ事が現場で活かされるという事が何度もあります。
また、もし訓練校に行かないで就職をしていたら、現場に慣れるのにもっと時間がかかっていただろうと思います。
もし、ビルメンになりたいけど未経験だから不安だ・・・とお考えの方は、最寄りの訓練校に一度相談してみる事をおオススメします。
訓練校は、基本的にお金はかからない(※訓練校ごとに異なる可能性もあります。
また教科書などは自費のパターンが多いです)為、選択肢の一つとして入れておくとよいかと思います。

以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

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Written by書いた人

青村

【取得資格】第2種電気工事士
【これだけは言いたい】タケノコなら無限に食べれる自信あり。
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