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【こんな人はビルメンに向かないかも・・・】あなたはいくつ当てはまる?

【こんな人はビルメンに向かないかも・・・】あなたはいくつ当てはまる?
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こんにちは ビルメンの青村です。

突然ですが社会人の皆様、そろそろ転職が頭にチラついている時期では無いでしょうか?(※この記事は転職関係の記事ではありません)

新入社員の方は、入社して2ヵ月~3ヵ月くらい経つと、なんとなく会社の事がわかってきて「この会社にいても将来辛そうだな・・・」と思い始めたり、それ以外の社会人の方は「楽な仕事をやりたい!もう嫌だ〜〜〜!!」とこの世の全てに絶望し始める時期かもしれません。そんな時、ネットで「楽な仕事」を検索すると、「ビルメン」という検索結果が出てきて「ビルメンって楽な仕事なの?よ〜〜〜し!転職して楽々ライフを過ごすぞ〜〜〜〜!!」と興奮気味にビルメンの求人を探し始めている方もいるかもしれません。

「ビルメンという仕事が楽か」という話は一旦おいといて、ビルメンがあなたに向いているか?というのは一度調べた方がいいと思います。

どんな人にも、向き不向きの仕事がありますが、ビルメンの場合、門戸が広くどんな人でもチャレンジ出来る業種ではあるのですが、「楽ちん」という話だけでこの業界に飛び込んできて「こんなはずじゃ無かった!!」と後悔し、「簡単な仕事だと思っていたのに〇〇な事をやらされた!ブラック業界だ!」と思われても悲しいので、今回は僕の独断でビルメンに向いていない人の例をピックアップしてみました。

この中から2つ以上当てはまると、ビルメンになった際に後悔をするかもしれません。ただ、当てはまったからといって「ビルメンになるな!」という話ではありませんので、その点はご了承ください。

それでは順番にご紹介します!

01.高い・狭い・暗い場所がダメな人

ビルメンはタイトルにもある通り、基本的に「高い・狭い・暗い」場所で作業をする事が多く有ります。

高い場所の作業例として、管球交換時に作業台に昇ったり(大体2メートルぐらいですが、場所によっては4メートル、さらに屋上の航空障害灯を取り替える為に地上から150メートル以上高い場所の管球交換もした事があります)、高架水槽の上で確認作業、移動の際にはしごを使う・・・などがあり、高所恐怖症の方にとってめちゃくちゃ辛いと思います。ちなみに僕の訓練校の同期は高所恐怖症で、最初はなんとか頑張っていたのですが、連日高所作業が続き、耐え切れず退職してしまいました。

次に狭い場所での作業ですが、横幅が1メートルもない倉庫や、パイプが走っていて四つん這いで移動しなければいけない場所などが建物内には結構あるので、体のサイズがでかい人は辛いかもしれません。またそういった箇所は暗い場所が多く、「狭くて暗い場所はダメ!」という人にとって恐怖と辛さのダブルパンチでしかありません。

ちなみに余談ですが、僕の現場では、新人には暗く狭い場所で作業する前には「あ、ここ出るから気をつけてね。あの柱の奥とか気をつけてね」といってビビらせるのが恒例となっています。本当に出るかどうかはわかりませんが、ビルの地下とかはそういった怖〜い場所がいくつかありますので、抵抗がある人にとっては毎日が恐怖の日々になるかもしれません。

02.トイレで這いずり回る覚悟がない人

ビルメンの仕事の中に、トイレのトラブル解決があります。

内容としては「トイレの詰まり」や「トイレの水が流れなくなった」「トイレが汚れている」等で、もちろんですがトイレの中で作業をする必要があります。

ビルによっては、綺麗なトイレも多いですが、大体トラブルで呼ばれる時のトイレは大惨事になっている時が多く、苦戦を強いられる事が多いです。あなたは、大惨事のトイレを這いずり回ってトラブル解決する覚悟はありますか?

もちろん、僕だってトイレで這いずり回るのは嫌です。しかし、これもビルメンの仕事の一つ、ビジネスなのです。その割り切りが出来ないと、相当きついと思います。

03.オシャレなビルで働ける!と幻想を抱いている人

世の中には、オシャレなビルがたくさんあります。ビルの中が植物だらけだったり、ジムやオシャレな休憩スペースがあったりと、ビル内で働く社員を労うような工夫をしているビルが最近目立ち始めてきました。また、外見もオシャレなビルが多いです。さすが都会!と言わんばかりの近代ビル。いやぁ、いいですね!そんなビルの現場に配属されたらさぞ楽しい事でしょう。

しかし、残念ながら、僕たちビルメンはそんなオシャレなビルで働いていながら、働いていないのと同じなのです。僕たちの活動スペースである管理室は、大体薄暗い地下です。オシャレなスペースはあくまで、そのビルを使用しているテナントもしくはオーナーのもので、僕たちはその一部をお借りしている身なのです。ビルの施設は、ほとんど使えないと言っても過言ではないでしょう。

その一方で、ビルメンになるとわかるのですが、オシャレなビルほど管理がうるさいので、ほどほどに古い昔ながらのビルの方が良い場合があります。オシャレなビルは「この案内板はビルのイメージに合わない!」だとか「アロマを焚きたいから換気量少なくして!」とかなんとも面倒な注文が多くウンザリする事が多くあります。

なので、もし見た目も中身も普通のつまらなそうなビルに配属されたら「やったー!!」と喜びましょう。

04.カレンダー通りに休みが欲しい人

ビルメンは、現場にもよりますが、基本的にテナントのお客さんがいない土日にテナント内の設備点検をやる事が多くあります。また、24時間常駐ビルは、誰かしらビルにいなければいけません。その為、ビルメンがカレンダー通りの休みを取ることは非常に難しいのです。

ゴールデンウィーク?ありませんよ?

お正月?勤務シフト次第では大晦日に出勤で、現場ビルで年越しをするかもしれません。

ビルメンは休みが多いと言われていますが、カレンダー通りの休みはとれないので、人によっては非常にストレスかもしれません。

ただ、そういった休みがないかわりに、平日の休みはそれなりに多いため、人の少ない平日に遊びにいくことに慣れてしまうと、人でごった返した休日に遊びに行くなんて、ばかばかしく感じてしまいます。

また、6月とか祝日が無い月に関して何の感情も抱かなくなります。

05.表舞台で活躍したい人・目立ちたい人

ビルメンの役割は、単刀直入にいってしまうと「縁の下の力持ち」です。お客さんから直接「ありがとう!」とか「助かります!」と言われる事は滅多にありません。むしろ、トラブル時に「いつも何しているんですか?ちゃんと管理してくださいよ!」と軽くキレられるくらいです。。。つまり、ビルメンの仕事は外部からは全然わかりません。オーナーからしたら「緊急時に対応してもらう人」と思われているかもしれません。それぐらい目立たない仕事なのです。

なので、仕事で色んな人に「すげ〜」とか「やるじゃん!」みたいな賞賛を得たい人にとってビルメンという仕事は全然向いてません。いわゆるキラキラした仕事とは真逆の仕事がビルメンだと思っています。ちょっと悲しいかもしれませんが、その認識は持っていないと、「誰からも褒められないしビルメンなんてやってられるか!」と心が折れてしまうかもしれません。

06.【番外】ティッシュが最後の1枚の時、新しいティッシュに交換するのが面倒くさいから、気づかないふりして他の人に交換してもらおうとする人

ビルメンの現場は、まさにこういうティッシュが残り1枚になった時、サッと交換する人を求めています!(泣)

07.最後に

以上、僕が独断で選んだビルメンに向いていない人の例になります。いくつか当てはまりましたか?
2つ以上当てはまったら、ビルメンを目指す前にもう一度よく考えた方がいいかもしれません。
「ビルメンは楽!」という言葉だけに釣られてビルメンになると、かえって「辛い」と感じる事があるかもしれません。

ただ、最初にも書いた通り、2つ以上当てはまっても「ビルメンになるな!」という事ではありません。
ただ、人にはそれぞれ向き不向きがあるよね!という事ですので、今回挙げた例をぜひ、参考にしてみてください。
その上で、「やっぱりビルメンになる!」と決意した方を応援します!

それでは本日もご安全に!では〜✋

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Written by書いた人

青村

【取得資格】第2種電気工事士
【これだけは言いたい】タケノコなら無限に食べれる自信あり。
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